40代の東大阪市の主婦。主訴は「1年前、歯茎に突起物が出来たので、主人(開業医)の知人の歯科医院に行って 根管治療を開始した。 お薬交換を月に2回ほど続けているが、未だ強く噛むことが出来ず、しっくりしない。『次回、リグロスというお薬を使って歯茎の手術をする(自費15万)』と言われたので、不安になってネットで調べて鈴木歯科に来た(セカンドオピニオン)。歯は抜かずに残したい。」
当院のCT画像での診断の結果、現在行っている根管治療では治せない程の大きな膿の塊が歯根の周囲にあることが分かりました。
御主人を交えた話し合いの結果、奥歯を抜歯してインプラントを入れることに決まりました。
歯根の周りの骨が大きく 溶けているため、「抜歯とインプラントの植立と骨の再生」の3つを同日に行う事は難しい旨を伝えて、手術に取り掛かりました。
抜歯を行い、骨に付着していた不良肉芽腫瘍を徹底的に除去いたしました。
幸いにも太いサイズのインプラントを所持しており、フィットも良好でしたので、抜歯跡の部分にノーベルバイオケア社のワイドインプラント(直径5.5㎜、高さ10㎜)を同日に植立しました。
当院では インプラントを植立させる骨の部分にたっぷりのコラーゲンの塊(CGf)を挿入します。
またインプラント本体は、コラーゲンの塊(CGF)の中に約15分ほど浸しておきます。
不足した骨の欠落部には人工の骨(β–TCP)とコラーゲンの液体(AFG) を混ぜたものを補填していきます。
抜歯とインプラントの植立と骨の再生医療を3つ同時に終える事が出来ました。
縫合直後の状態。 インプラントと骨ががっちり結合するの約3ヶ月待ちます。
手術から3ヶ月後の状態です。型取りを行っていきます。
出来上がったインプラントを小さなネジで固定させて全て完了です。
仮歯の段階で、しっかりなんでも不安なく噛めるようになり「 抜歯はためらったけど、結果的にインプラントを選択をして良かった」と御夫婦で喜んで下さいました。
【治療費】
・ 手術代 15,000円
・ 不足している骨の補填代 35,000円
・ インプラント1本あたり総額 350,000円(材料含む)
・ 仮歯 10,000円
※ 静脈鎮静麻酔:インプラント手術を受ける方は、全員無料でDr.鈴木が点滴を行っています。
※ 採血して作るコラーゲン(CGF、AFG)は手術を成功に導くものですので、一切お金はいただいておりません。
寝ながら本当にあんしん
安心インプラント
インプラントの流れが分かりやすい院長自作のパンフレット無料配布中!
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
6/13 奥の歯根、お薬交換に1年間。次は最新リグロス手術(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 骨の最新再生医療
6/1 全ての患者様を院長が100%対応しているオールセラミック(CADセレック)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 審美 歯科全般
40代の女性会社員。大阪市内在住。
主訴は「社内の知り合いの紹介で来た。10年程前、子供の頭が前歯に当たり神経を抜いたことがある。コロナも落ち着き始め、マスクを外す機会も増えてきたので前から気にしていた前歯の変色を治したい。
とても恥ずかしいのですが、治療が苦手(特に麻酔と切削音)なので静脈点滴(寝ながら)治療と歯石除去を同時にして頂ければ助かります。」とのこと。
茶色の歯なので審美的には全て削り落としたかったのですが、出来る限り歯を残す必要もあるため、最低限の切削に致しました。
短くなった歯を補うためにファイバー製の補強の芯(真っ白)を用意しました。
セレックのカメラを使用して、削った前歯を撮影しました。
患者様の希望(形や色合い)を元に、院長の私自身がPCで前歯のデザインを行います。
オールセラミックをボンドで接着させる場合、接着剤の色によって仕上がり具合が左右されます。
金属を使用したメタルボンドセラミックとは異なり、セラミックの内面のカラーが、見た目の色に影響します。
接着剤のカラー選択を誤ると仕上がりが台無しになる為、ここでも神経を使います。
多種多彩の接着剤の中から最適な一つを選択します。
無事3回で治療が完成しました。
当院では保険、自費とは関係無く全ての患者様の大切な前歯(奥歯も)を院長の鈴木が全責任をもって施術しています。
削るところから始まり、最後の接着剤で完成させるところまで全てを見届けて完成に至っています。
5/24 神経まで 2.1 ㎜の攻防(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず
50代、富山県在住の女性。
主訴は「親知らずは歯肉で隠れているのに指で押すと白いクリーム似のネバネバしたエキスが奥奥の更に奥の歯茎から出てくる。それが臭くて変な味がする。時々、肩、顔面、首筋、腕にまで違和感が出てくる。その度に抜歯の相談に歯科医院へ行く(計5件)も全て断られる。理由は『親知らずと神経が近い。抜歯の際、麻痺が残る可能性があるのでウチでは出来ない』とのこと。やっと富山の総合病院で抜歯をすることになったが、いざ抜歯が始まるという時に、緊張のあまり過呼吸で意識がモウロウとなった。結局、抜歯は中止となり今にに至っている。」でした。
ネットで調べてわざわざ大阪まで御主人と一緒に来て下さった患者様。
CT撮影をしてより詳しく親知らずの走行を精査、診査診断することにしました。
親知らずを抜歯するには歯の頭部(ど真ん中)を切断しなくてはなりません。
この施術の時に謝って骨の中を走行している太い神経を引っ掛けてしまい麻痺が起こる事を心配されているわけです。
【CTで横から診査】
この患者様の場合、神経まで2.1㎜しかありません。
また根はくびれて、大の字に広がっています。
かなりの難抜歯になると予測出来ます。
【CTで正面から診査】
やはりかなり危険な抜歯になりそうです。
静脈麻酔鎮静法の説明、抜歯穴へのCGF(コラーゲン)の説明、抜歯後の予測される経過を説明したうえで、いったん富山に帰ってもらいました。
※ Dr「どうしても当院での抜歯を希望されるのなら後日やります」と伝えました。
初診時から1ヶ月後、抜歯依頼を受け、慎重に施術を行いました。
頭と根の境目は大きくクビれ、歯根は大の字に開いていたため、時間を要する抜歯(昼休みを使って対応可能に)になりましたが、無事に完了しました。
術後の抜歯穴に自己血液由来のCGF(再生医療等安全性確保法に基づき厚労省認定施設:番号FC5160041)を十分に入れて、痛みや腫れを抑える様にしました。
その後、電話でのやり取りでは、しびれや痛みは全くなし!、通常の生活を過ごしていると安堵の連絡を頂きました。
5/11 入れ歯の値段は全国同じなのにこれだけ違う使用感
カテゴリ:Dr.鈴木日記 入れ歯 歯科全般
70代の東大阪市にお住まいの女性。娘さんがネットで当院を検索。
「母が入れ歯で困っている。いま通っている歯医者で入れ歯(最近作った)の見た目が悪い事を伝えると、先生に叱られて前歯に引っ掛けていた入れ歯の金具を勝手に切られた。そのため入れ歯が落ちやすくなり、更に噛みにくくなった。怖くてもう行けない。」
まずは当院で下の入れ歯を製作しました。
続けて上の入れ歯をオーダーメイドで作った型枠を使って、お口の中を型取りしました。
その後、何度か来院していただき、精度の高い入れ歯(保険)の製作を行いました。
当院で作った新しい入れ歯を装着したところです。
私なりに自信作の新しい入れ歯(保険で約20,000円)を装着したところ、診察台で患者様は今までの辛さから解放されたのか、感極まって号泣されました。
Dr:どのような難しい入れ歯の製作であっても、優れた道具や材料を惜しみなく投入すれば必ず患者様の期待に応えられる素晴らしい入れ歯が出来上がります。
自分の行った仕事で、感動の涙をいただけるなんて私こそ幸せです。
5/3 絶対に割れない快適 2.5㎜ 極薄メタル入れ歯②
カテゴリ:Dr.鈴木日記 入れ歯 歯科全般
70代、吹田市の女性。主訴は「上の総義歯で困っている。保険の入れ歯は定期的に割れる。新しい入れ歯を作り直す度に痛い所を調整しなければならない。やっと合ってきた頃にまた割れる。この面倒な繰り返し。娘の紹介でここに来た。」
上の金属メタル総義歯を作る前に、当院で下の入れ歯を保険で製作しました。
保険で作った入れ歯には見えない程、薄く、強度を上げて作りました。(費用は全国定額)
次に上アゴ用の金属メタル総義歯(自費)を製作しました。
この入れ歯には、もし病気などで歯茎が痩せて合わなくなっても、裏打ちさせすれば、またぴったり合うような工夫が仕込まれています。
※ 価格250,000円
完成後、一度だけ痛い箇所の調整に来ていただきましたが、その後、痛みも違和感もなく、快適に使用して下さっているとのこと。また、長年使用してきたポリグリップも付けることなく、安心しておしゃべり
出来るとのことでした。
4/23 絶対に割れない快適 2.5㎜ 極薄メタル入れ歯①
カテゴリ:Dr.鈴木日記 入れ歯 歯科全般
東大阪市、70代の女性。主訴は「保険の入れ歯(プラスティック製)が何度も割れる。その度に新しく作り直してきた。その度に何度か調整をしなけらばならないのが不便。」
Dr: 最近の保険制度では、保険の入れ歯に補強メタルを組み込む事が出来なくなりました。
※厳密には補強メタルが保険算定点数から除外されたため、メタルを使用しても医院の負担(材料費と技工代)となっています。
そのため、「分厚い」「割れやすい」「気持ち悪い」「保険なのに2万円もする」などの理由で、歯が無いのに入れ歯を入れない方が増えているように思われます。
当院の自費入れ歯(¥250,000)です。ただし、歯茎が痩せたり、残りの歯が抜けたりするとまた新しい入れ歯を作らなければならないのでは‥といった心配は要りません。当院の自費入れ歯はメンテナンス(修理)をして何回でも使えるように設計しています。
6人に1人ほどの割合で金属メタル入れ歯を当院では製作しています。
水平に埋伏した智歯(親知らず)の抜き方解説
カテゴリ:お知らせ 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
静脈麻酔鎮静法(寝ながら怖くない)ならびCGF(抜歯穴に自己血液からなるコラーゲン)を保険で施術している医院を探し求めて来院して下さっています。
初診時、まず口全体が映るごく一般的なレントゲンを撮影して
親知らずの生え方の難易度を調べます。
また、歯周病の進行や親知らずの隣歯の虫歯の有無をチェックします。
抜歯の予定が決定すれば、CT画像を撮影して更に詳しい親知らずの生え方や歯根の曲度、太い神経の接触程度(危険度)を確認します。
当院では静脈麻酔鎮静法を用いて寝ながら抜歯を行うため、途中でレントゲン撮影が出来ません。
手術中のあらゆる事態に備えて、より詳しい情報を事前に確保しておきます。
いよいよ抜歯が始まります。
まず歯肉を切開します。
すると、骨に覆われ、横向きに寝そべっている親知らずの側頭部を見つけることが出来ました。
周囲の骨を切削して、親知らずの側頭部を大きく明示させます。
歯の頭を切断、除去、することによって、残りの親知らずを前へ前進させやすくします。
まず切断した歯の頭部を取り除きました。
残りの歯根(下半分)を前に前進させたところです。
頭部が無くなったスペースを利用して、歯根を90度上に回転させます。
出てきた歯を掴んで無事に抜歯が終了しましたが、ここから大切な施術が待っています。
点滴と同時に採血(約40CC)を行い、自己血液を遠心分離器にかけてフィブリンを多く含んだコラーゲン塊(無添加)を院内で製作(製作時間15分)します。出来上がったグミ状の塊を抜歯あとに戻します。
CGFが流出しないように糸を縫って閉じたところで終了です。
痛みや腫れ、喉の痛みや嚥下痛は約3日間続くことが多いですが、その後の回復曲線がズバ抜けて優れています。
そのため、腫れや痛みに対する投薬期間が最大2週間以内で抑えられます。
また治療費に関しましては、静脈麻酔点滴も保険費用でおこなっています。
※ CGF(痛みや腫れを抑えるコラーゲン)は無料で施術しています。
3/21 歯科用レントゲンで黒い影。その正体は?(抜歯:のう胞)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
【Case−1】歯根のう胞
歯根の周りに骨(白色)が無くなり、黒い影に覆われている。
・症状:歯肉が膨らんでブよブよしている。噛むと歯が浮いた感じがする。
・病名:歯根のう胞
・施術:抜歯
・術後:3連結のブリッジを装着
【Case-2】歯根のう胞
・症状:歯と歯の間が団子の様に腫れてきた。歯ブラシでゴシゴシ磨いたら出血が半端なく続いてビックリした。
・病名:歯根のう胞
・施術:抜歯
・術後:部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
【Case-3】根の破折による歯根のう胞
・症状:堅いものを噛んでいたら歯が取れた。前から出血しやすく、グラついていた。
・病名:歯根ハセツ 及び 歯根のう胞
・施術:抜歯
・術後:インプラント
※当院では最新のCT機器を備えて、複雑なお口の中を正確に診査、診断を行なっています。
3/3 注意?スキル?親知らず訴訟を感動の涙へ(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 静脈麻酔鎮静法
芦屋市から30代の女性とお母様。主訴は「近所の歯医者で『簡単に抜けますよ!』と言われたので親知らずを抜いてもらうことになった。しかし、1時間以上経ってもいっこうに抜けそうな気配もなく、担当医が益々ムキになって力ずくで抜こうとしていたため、アゴ関節の痛みと恐怖のため、涙ながらに中止を求めた。
すると『 隣の歯も悪くなっているので2本同時に抜歯をさせてほしい』 と言ってきた。
抜歯前にそのような説明は一切なく、理由を求めたが『隣の歯根も虫歯になっているので残せない』との一点張り。その後、他院で中断した状態を調べてもらうと『親知らずの抜歯の時に、隣の歯の根を間違って削り飛ばしたのでは?』との事。
合計4カ所の歯医者を回ったが、すべて『残せない。抜歯になる』と言われた。
ホームページで鈴木歯科医院を知った。
現在、弁護士さんに相談して医療訴訟準備中とのこと。
当院の最新CTで問題の場所を撮影しました。
私見ですが、確かに横向きに生えている親知らずの頭を切断した時に、誤って隣の歯根に切削器具が触れたような映像ですね。
親知らずの抜歯は、暗くて非常に見えづらいエリアでの施術ですので、 慎重に慎重を重ねて取り組まなければこのような事態になってもおかしくはありません。
結論から申しますと、やはり 親知らずと一緒に隣の歯も抜歯の必要性があると思います。
しかし、どうしても残したいとおっしゃられるのなら、残す方向でやれるだけのことはやります。
後日、 静脈麻酔鎮静法を行いながら 親知らずの抜歯と隣の歯の神経を抜く施術に取り掛かりました。
親知らずの歯はスムーズに抜歯できました。
手根がかなり肥大している親知らずは、時間を要する難しい抜歯になることが多いです。
芦屋の先生もかなり苦労したのではないでしょうか?
抜歯後の早期回復を目指して、自己血由来のコラーゲンの塊を用いて抜歯穴を保護しました。
これによって抜歯後のドライソケット防ぐことができます。
抜歯を行ってから1ヶ月半後の状態です。何とか親知らずの隣の歯を 残すことが出来ました。
患者さんの悲しみの涙、 怒りの涙は苦手です。
毎回お母さんと一緒に来れれていて重責を感じていました。
しかし最終日、無事に銀歯が入った時は感動の涙でずいぶん喜んでくださいました。(もちろん裁判はなし)
いつまで使えるのかは私にも分かりませんが、今出来るベストの治療を行ったつもりです。
遠方よりお疲れ様でした。
※治療費:全て保険で行っています。
ここまで来た!安全インプラント用のナビガイド‼︎
カテゴリ:お知らせ インプラント
これがX-guideです。治療計画をした理想的な位置に、インプラントのネジを正確に植立させてくれる優れものです。
発売当初、「長年の経験と実績があるのだから、こんなの要りませんよ!」なんてタカをくくっていましたが、一度使い始めると、施術時間の短縮と医療事故へのストレス軽減に 自分が一番驚いています。
まずはフランス製の最新CT機器でお口の中をレントゲン撮影します。
赤丸が抜歯とインプラント移植を同日に手術する予定の部分です。
1つの歯を ①頭上 ②真っ正面 ③横側面 の3方向から歯根の周りの骨の状態を分析します。
精度の高いCT機器を使っているため、骨の状態を事前に正確に把握することが出来ます。
インプラントを頭上からの理想的な位置をマークします。
次に最適な噛み合せの位置を考慮して、正面からの理想的な深さや角度を設定します。
最後は横からの理想的な位置の確認です。下顎には太い神経が走行しているため、最も注意するべきポイントです。
3Dナビゲーションソフトに理想的なインプラントの位置が立体的に登場してきました。
実際の手術でもこの位置にインプラント植立が可能となります。
デジタル印象と言われるもので、セレックのカメラを使ってお口の中を撮影し、 パソコン内にデータを入力します。
この作業を院内で可能なのは、セレックを持っている医院の最大の強みです。
これは、セレック画像とCT画像を合成させたリアル画像です。
いよいよ手術が始まります。骨の中にドリルがどのような角度で、どのような深さで侵入しているのか刻々とモニターに表示されて来ます。
音と画像で手術の進行を知らせてくれる ため、ドリルの先端にあたかも目がついているように感じます。
X–guideを使用するまでは自分の目だけを頼りにインプラント手術を行ってきたわけですからX−guideに100%頼りきるのではなく今までの経験も併行させながら手術を進めて行きます。
私達が施術をしやすくなっただけでなく、電話でのお問い合わせで「 Xガイドを使ってインプラント手術をされていますか?」があることにSNS時代を感じます。
※ Xガイドを使っての手術に追加費用は頂いていませんので御安心ください。