〈一般的なレントゲン〉
松江市(島根県)から日帰りで点滴を使った抜歯希望の40代男性。主訴は「 横向きの親知らずを抜きたいが、怖くて放置していたら隣の歯まで虫歯になっていた。 静脈麻酔鎮静法で寝ながら親知らずを抜いて頂きたい」でした。
〈CTレントゲン3D撮影〉
電話で初診の予約を受けた時、かなり遠方の方でしたので「点滴を使って親知らずの難抜歯をする医院が近くにありませんか?」と 尋ねるも「同様の手法で抜歯を行う医院は無い」とのこと。「それでは気をつけてお越し下さい」と患者様の要望にお応えする事になりました。
治療計画
●横向きの親知らず→抜歯(保険)
●7番目:大きな虫歯→神経を抜くことに(保険)
●6番目:虫歯の治療を1日で終わらせる(保険)
12時からのお昼休みを使って施術を行うことに。それに合わせて早朝に家を出発して来院されました。(約5時間)
歯科治療が苦手との事でしたので、寝ながら時間の許す限り複数歯の治療を手際よく行うことに。
まず横向きの親知らずの抜歯をスムーズに完了。
むしろ抜歯後の長期痛み(ドライソケット)を防ぐために自己血液を使ったコラーゲンを抜歯穴にたっぷりと充填しました。
次に6番目の虫歯の治療後に白色の詰め物をセレックを使って当日完成を目指しました。
最後に7番目の神経を抜いた歯根の管内にゴムの詰め物で封鎖いたしました。
これで2週間後の抜歯後の消毒の際、全ての治療を完成させる事が可能としたところで本日終了。
トータル2時間に及ぶ施術となりました。
〈後日電話談〉
「覚えているのは最初の麻酔が少し痛かったくらいで、 後は治療が終わるまで全く記憶がなかった。本当に楽に治療をしていただき嬉しく思っています。島根から来た甲斐がありました」とのこと。私も遠方からの患者様でしたので十分に満足していただけるように心掛けたつもりです。
SNSで繋げて頂いた縁を大切に、歯の治療が苦手な患者様の期待に少しでも応えられるように努めています。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2024/5/1
5/1(水) 遠路、松江市(島根)より親知らずの抜歯&コラーゲン抜歯