最新鋭CT が治療に大活躍!
正確な診断と安全な治療を行うため、最新の歯科用CT を導入しました。
従来の平面しか撮影できないレントゲン画像に比べ、より的確な診断を行うことができます。
また、通常のCT では、大きく全体(上あごと下あご)を撮るのが一般的ですが、当院のCT は1本だけの情報を知りたいときに最適です。
理由は、必要な箇所だけ小範囲の撮影が可能な機器だからです。そのため、被ばく量も最小限に抑えられます。
患者様の「安心・安全」を守りつつ、最新医療で治療を行います。
根管治療(歯の根の治療)にCTが大活躍!
神経まで虫歯が進行してしまっている場合、虫歯菌におかされた部分を「全て」とりのぞく、いわゆる「神経を抜く」治療が必要になります。
※当院ではなるべく神経を残す方法をとっています。
「神経を抜く」という表現から、「ひっぱれば簡単に抜ける」と思われることがありますが、実際は、せまい洞窟を少しずつモップで掃除していくような治療になります。
ここで、とり残しがあったりすると、治療後に炎症が再発してしまうこともありますので、根気よく治療する必要があります。
神経は一人一人違う形をしており、何本にも枝分かれをして、複雑な構造をしています。

完全な治療のためのCT 撮影
通常のレントゲンでは、横からの平面な画像しか撮れませんでしたが、CT なら正面や上からの立体的な撮影が可能です。 mm 単位の輪切りで断面まで確認できるため、より正確に歯の根の形が分かります。 その結果、より正確な根管治療が可能になりました!

CTが大切な役割を果たした好例
従来のレントゲンでは分からなかった隠れた歯の根が、CT によって発見された症例です。
①横から見たところ(従来のレントゲン写真)
今までのレントゲンでは、この方向からしか撮影できませんでした。
このように横から見ると、2本の根にしか見えませんが、CT を撮って確認してみると、2 本目に隠れて見えないところに、実はもう1 本あることが判明しました。
②上から見たところ(CT による輪切り断面図)
白い点は、神経の管にお薬を詰めたあとです。黒い点は、レントゲンでは見えなかった神経の管です。
このまま気づかなければ、ここから炎症が発症するかもしれませんでした。CT のお陰で判明しました。
③正面からみたところ
レントゲンでは、横に並んだ歯に邪魔されて見れない角度も、CT なら見ることができます。
隠れていた根を治療し、薬を詰めることができました。
④根の治療完了
①と比べて一本白い管の本数が増えています。
CT の優れたところが生かされた症例です。
こんな時にCT が活躍します!
外からは見えにくい歯の根の炎症などの発見や、治療後の状態など、かなり正確に見ることができます。 歯科用CT 画像による診断により、治療がしやすくなります。

矯正治療や、インプラントにも効果的
インプラント治療の前に、土台となる骨の状態を確認でき、的確な治療が行えます。
また、矯正治療においても、歯肉の中に隠れている歯の位置を詳細に確認できたり、大きなメリットがあります。噛み合わせや、あごの状態も正確に知ることができます。
患者様が気づかなかったような病変が発見できることもあります。
矯正治療におけるCT活用例

矯正治療にCT 診断を用いることにより、将来の歯の生え方が的確に予測できるようになりました。 矯正を始める時期や方法など、的確な早期診断が可能になりました。
![]() 歯の本数や永久歯の存在を確認できる程度です。立体的ではなく平面的な画像のため、立体感(前後の位置関係)は実際に永久歯が生えるまで解りません。矯正治療では手遅れになる場合があります。 |
![]() 立体的な診断が可能になり、将来、歯がどのように生えてくるのか、歯並びの乱れ方などが、一目瞭然です。 |
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今までのレントゲン写真からでは、将来の歯の生え方の予測は「だいたい、こうなるのではないかな?」だったものが、3D で見られるようになり、「こうなる!」と断言できるようになりました。
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