30代の歯科衛生士。主訴は「自分の勤めている医院でも親知らずの抜歯を行なっているが、CTが無い。また静脈麻酔点滴もしていないし、テルプラグやCGF(コラーゲン)も入れていない。迷ったが腫れるのが嫌なので鈴木先生にお願いしたく来た。よろしくお願いします。」
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元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
4/7(月) 親知らずの抜歯を㎜単位で慎重に行うべき方(親知らず)
カテゴリ:歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
2/21(金) 女優さんから電話「そちらで抜歯をすれば、痛まず腫れず直ぐに治りますか?」(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
京都出身のタレント女性。主訴は「親知らず辺りに虫歯似の痛みがある。仕事柄、休みが取れないので入院して抜歯なんて出来ない。友達のお母さんの紹介で知った。先ずは手持ちのレントゲンを送りますので、お返事を下さい。」とのことでメールを受ける。
当院でのCT画像チェック。
歯根はかなり湾曲しているが、「抜歯の際に力のさじ加減さえ上手くコントロールすれば、歯根の先を折ることもなく、短時間で抜歯が可能」との判断で、初診時での抜歯に試みました。
予測通りの抜歯が終わり、止血と術後の腫れを抑える目的で血液を採血して院内製作したコラーゲンを歯を抜いた凹穴に充填して終了となりました。
親知らずの1本手前の虫歯の治療をセレックCerecを用いて行いました。神経まで到達している可能性がありますが、大きな痛みが無かったため今回は神経を残す方向で進めました。
セレックCerecのカメラを使って、型取りの代わりの撮影を行いました。30分後にはセラミックの詰め物を接着させて完了となります。
術後、わざわざお母様と一緒に消毒に来て下さり、「痛みや腫れも数日で治まり、仕事に影響が出ずに感謝しています」と過大な評価を頂きホッとしています。
やはり、全く知らない方のぶっつけ本番的な抜歯には気を使います。痛みや腫れの反応は様々で、体質や体調、生活習慣にもかなり左右される事を常に頭に入れておかなければなりません。この度は、良い結果が出て本当に良かったです。
2/1(土)リスクの高い難しい抜歯 遠方から来院どうする?(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
富山県より薬剤師さんの男性。主訴は「勤務先で大阪出身のお客様から鈴木歯科を紹介されたとのこと(こんな事、あるのですね。有り難いです)。たまに痛むし、歯並びへの影響も心配なので抜歯をして欲しい。」
遠方からの患者様ですので、初診の予約は昼休みに来て頂くことになりました。
歯根はアゴ骨の神経とクロスしていますが、切断の必要な歯冠は神経から離れている事を確認。
当院の最新CT画像。横向きの親知らずが、アゴ骨全てに覆われています。抜く事に問題はありませんが、抜歯後のフォロー(遠方)のこともあり、大手病院での抜歯を勧めさせて頂きました。
正直抜きたくないのが本音でしたが、「入院もせず、土曜日に抜歯をしてくれる医院。鎮静点滴をしながら、しかも保険で施術する医院は富山には無い。更に術後にコラーゲン(止血作用、早期回復作用)を抜歯穴に挿入してくれる歯医者なんて金沢まで行っても存在しない。」との事。これらの話を予約電話の段階でスタッフから聞いていたので困りました。
ただし、「麻酔アレルギー歴、薬物歴、ホルモンや自律神経の不調、血液検査等を含め化膿しやすい(痛みやすい)体質。痛みのトリガー歴無し。」を自己申告をされていたので昼休みの2時間を使って抜歯をすることに決断しました。“抜歯決定”となれば、全集中して手術に挑みます。
無事に抜歯は終了しましたが、男性の骨は硬くて切削が難しくて大変です。ましてや歯根がひょうたん状にくびれ引っ掛かりが大きく、スムーズに歯が骨から外れてくれずに時間を要してしまいました(約40分)。当然、静脈麻酔鎮静をかけながらの抜歯ですので、患者様は楽に(ほぼ記憶なし状態)出来たそうです。
最後にコラーゲンを入れて、術後の止血及び痛みや腫れを抑制させるようにしました。
夕方、術後のお電話を差し上げると、「出血もなく、痛みや腫れもほぼ無い。楽に出来て感謝しています。」と車内からのコメント。
1週間後もわざわざ日帰りで消毒のために足を運んで下さり、「最初の4〜5日は痛みはあったが今は経過良好で薬も飲んでいない。」とお礼のお土産を沢山いただきました。お互いに喜び合う事が出来て本当に良かったです。心遣いありがとうございました。(遠方の方の抜歯は近隣の方以上に配慮が必要なため、思慮深く対処しなければならない事は今も昔も変わりません)
12/15(日)年配女性の危険な横向き&埋もれた親知らず
カテゴリ:Dr.鈴木日記 ブルーラジカル 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
50代の女性。5年前に当院を訪れ、親知らず周囲の痛みの相談を受けるも抜歯の依頼を断った経緯のある患者さん。
理由は「50歳前後の高齢女性の親知らずを抜歯すると違和感が続く確率が高いこと。また横向きの親知らずが全て歯肉に覆われていること」も含めて大学病院での抜歯を勧めしました。
ところが今年、痛みが出てきたので再訪。親知らずの抜歯はされていないまま。また手前の奥歯が動揺(歯周病)もしていました。
5年前よりも条件が悪くなっていたので抜歯の依頼を再度拒みました。
(良かれと思って、保険で鎮静点滴で寝ながら、止血やドライソケット対策のコラーゲンを入れて抜歯を終えたとしても「歯が動き出した!」とか「冷たいものに痛み出した!」などの新たな訴え(これが多い)を避けるためです。)
しかし患者さんは放っておいた自分が悪いので先生に寝ながら保険で抜いて欲しいとの一点張り。
最新のCT画像でより親知らずの形態や横向きの位置を正確に把握出来るようになった事もあり、引き受けることにしました。
施術する以上は全力で取り組みます。
念のためにインプラント移植時に用いるX-ガイドをスタンバイ。歯を削る時に神経を巻き込まないように最新の注意を払います。(Xガイド使用料20,000円は医院負担)
歯周病で侵された歯肉を切り開くと、腫瘍似の組織が張り付いています。
周囲骨を削って親知らずを明示していきます。
歯根先がイビツな事はCT情報から分かっているのでしっかり明示させるために骨を削ります。
じっくり時間をかけて歯の頭の2分割に成功しました。
歯根先に負荷をかけないよう、ゆっくり丁寧に歯を揺すりながら脱臼させるのがコツです。慣れていないと力任せに歯を引き出すために、歯根先を折って残してしまい抜歯の必要以上の時間を要して腫れを増大させてしまったり、最悪全てを取りきれずそのまま放置して抜歯を終える他院のケースに出くわす事もあります。
歯根先が曲がりくねっていました。当然、骨に絡みついて通常の抜歯に比べると脱臼しにくいところですが、経験がモノを言います。力任せに強引に引き抜かず、ゆっくり慎重に揺らしながら少しずつ骨から浮かせせていけば必ず上手くいきます。
1週間後、消毒に来院。最初の5日間は口が開けられず、食事や唾を飲み込むのにも不自由でしたが昨日あたりからマシになってきたとの事。
手前のグラついていた歯も特に問題は無さそうで、親知らずの抜歯だけで済みそうだととても喜んで感謝して頂きました。
抜歯直後、むき出しの骨の上に敷き詰めるCGF(自己血液コラーゲン)の存在は痛みや腫れに対して力をかなり発揮してくれます。
9/25(水)抜歯中の大量出血 足がすくむが止めなければ(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
京都・宇治市より20代の社会人さん。主訴は「長く矯正をしているが、難航している。親知らずの抜歯は矯正終了時でOK!ということだったのに、矯正医より抜歯を求められた。ネットで鈴木歯科を見つけた。是非お願いしたいです。」
正直、お断りしたい画像です。親知らずどころか1本手前の歯も歯肉に半分覆われていますし、口も大きく開けにくそうです。
CTで見た限りのリスクを全てを受け入れるという事でしたので、抜歯を引き受けることにしました。今回はまず右下(向かって左)から行ないます。
静脈麻酔鎮静のもと、抜歯が始りました。CTで事前に埋もれ方を把握していますので、すいすい施術を進めていきます。
覆われた骨を削っていくと、親知らずの頭半分が見えて来ました。ここまで僅か15分程です。
頭半分を摘出して残りの部分の摘出に取り掛かった途端に、大量の出血が。
アゴ骨内の血管を触った模様です(偶発)。
血液が脈拍に合わせて大量に溢れ出てきます。
親知らず周辺は赤い血で染まり、抜歯どころではありません。
肝心の患者さんは静脈麻酔でぐっすり眠られています。
抜歯後に使用するCGF(自己血液由来コラーゲン)が出来上がるまであと5分ほど必要です。それまでは新しいガーゼを交換して、圧迫止血を続けるのみです。
時間が長く感じます。
出来上がったCGFを出血部に挿入する準備が整いました。
コラーゲンCGFを出血部に挿入します。
挿入後、今までの大量出血がウソのようにピタッと止血しました。ようやく冷静になり、そこで自信の脈拍も早いのが分かります。
親知らずにしては3根もあり湾曲したイビツな抜歯が完了しました。
止血にCGFを使用したので、再度採血し直して、新たに大量のCGFを抜いた後の穴に充填しました。
1週間後、消毒に来て下さいましたが、昨日くらいから口も開けれるようになり、食事もしやすくなったとのことでした。
相談に行った歯医者が全て口を揃えて『メチャクチャ難しくて大変やから抜歯せんとこのまま矯正続けた方が身のため』と言われていたが、意外と楽に出来ました。また反対側も御願いします。」とのこと。
私の寿命が縮まった出来事を伝えたところ、ビックリして笑っておられました。
7/16(火) 美への追求 麻痺が残ってもいいから抜いて欲しい(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
20代、ファッション雑誌の読者モデル。主訴は「 左右で顔の輪郭が違う。左のエラが張っているので、親知らずを抜くと少しはマシになる?と聞いた。あちこちの歯医者に尋ねてみたが、神経が近く危険なため嫌がられ全て断られた。
静脈麻酔アリで抜歯を希望しているが、コラーゲンまで入れてくれる歯医者は何処にもない。腫れるのは嫌だし、入院も厳しいので日帰りを希望している。編集長の紹介で来た。」でした。
CT画像で確認しても、あご骨にほとんど埋もれています。私の感想「本当に抜く必要あるのかな?(私の本音)」でした。
〈CT画像:正面〉
横向きの親知らずの頭を切断する時に神経を傷つけ、麻痺が残ると言われています。アゴ骨の中で、この微妙な短距離は誰が見ても危険極まりないです。
〈CT画像:真横〉
ここでも本音を言いますが、絶対に抜きたくない親知らずの生え方をしています。
「麻痺が残ってもいい」とまで言って下さいますが、絶対に避けなければならないところです。
事前に充分説明した上で「どうしても美しくなりたい!」という気持ちが勝っておられた為、全力で協力することになりました。
歯茎を開くとCT画像で見たとおり、親知らずの端の頭がほんの少しだけ見えました。
親知らずの頭の部分を明示できるように、周囲の骨を削りました。
切削用メジャーを用いて、切断距離に間違いのないよう慎重に削る準備を行い、ノコギリのように切削を進めました。
無事に歯の頭の部分のみ、切断が完了しました。
頭の部分のみ骨から取り出します。
続けて残りの根の部分も取り出すことが出来ました。
抜いた後の骨の穴から、 太い神経が走行しているところを確認しました。
ドライソケットを防ぎ、止血を早め、歯茎の早期回復を狙って、自分の血液を用いて院内でコラーゲンを制作し、それを歯を抜いた穴の中に十分埋め戻しました。
抜歯から2週間経過しましたが、幸いなことに「どこも麻痺が出ることなく、快適に過ごされている」との事でした。
双方かなり緊張して取り組んだ親知らずの難抜歯でしたが、良い結果になってホッとしたところです。
6/3(月) 遠路、松江市(島根)より親知らずの抜歯&ドライソケット対応 ②完結
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
本日2回目。今日は前回型取りした右下の奥歯に金パラ銀歯を装着します。
また反対側の左下の親知らずの抜歯とその隣の虫歯の治療も同時に行う予定です。
本日も保険で静脈麻酔鎮静をかけながらスヤスヤの状態で無事に抜歯が完了しました。当院では抜歯後に発症するドライソケット対策として自己血液を加工してその場で製作したコラーゲンを抜いた傷口穴に充填する作業もずっと続けています。
痛みや腫れを少しでも抑え、短期間で回復させるのが狙いです。
来院3日目。本日も朝から島根(松江市)を出発してきちんと予約時間に間に合うように来て下さいました。
抜歯後の経過も問題なく快適とのこと。前回、型取りした小さな銀の詰め物も、本日ビシッと納めることが出来ました。
これからシジミのお味噌汁をいただくと会話のやり取りを思い出す事と思います。治療計画とおり、3回で全て完了してホッとしています。
5/1(水) 遠路、松江市(島根)より親知らずの抜歯&ドライソケット対策 ①
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず
〈一般的なレントゲン〉
松江市(島根県)から日帰りで点滴を使った抜歯希望の40代男性。主訴は「 横向きの親知らずを抜きたいが、怖くて放置していたら隣の歯まで虫歯になっていた。 静脈麻酔鎮静法で寝ながら親知らずを抜いて頂きたい」でした。
〈CTレントゲン3D撮影〉
電話で初診の予約を受けた時、かなり遠方の方でしたので「点滴を使って親知らずの難抜歯をする医院が近くにありませんか?」と 尋ねるも「同様の手法で抜歯を行う医院は無い」とのこと。「それでは気をつけてお越し下さい」と患者様の要望にお応えする事になりました。
治療計画
●横向きの親知らず→抜歯(保険)
●7番目:大きな虫歯→神経を抜くことに(保険)
●6番目:虫歯の治療を1日で終わらせる(保険)
12時からのお昼休みを使って施術を行うことに。それに合わせて早朝に家を出発して来院されました。(約5時間)
歯科治療が苦手との事でしたので、寝ながら時間の許す限り複数歯の治療を手際よく行うことに。
まず横向きの親知らずの抜歯をスムーズに完了。
むしろ抜歯後の長期痛み(ドライソケット)を防ぐために自己血液を使ったコラーゲンを抜歯穴にたっぷりと充填しました。
次に6番目の虫歯の治療後に白色の詰め物をセレックを使って当日完成を目指しました。
最後に7番目の神経を抜いた歯根の管内にゴムの詰め物で封鎖いたしました。
これで2週間後の抜歯後の消毒の際、全ての治療を完成させる事が可能としたところで本日終了。
トータル2時間に及ぶ施術となりました。
〈後日電話談〉
「覚えているのは最初の麻酔が少し痛かったくらいで、 後は治療が終わるまで全く記憶がなかった。本当に楽に治療をしていただき嬉しく思っています。島根から来た甲斐がありました」とのこと。私も遠方からの患者様でしたので十分に満足していただけるように心掛けたつもりです。
SNSで繋げて頂いた縁を大切に、歯の治療が苦手な患者様の期待に少しでも応えられるように努めています。
4/7 (日) 地元抜歯で長期の痛み 次はドライソケット対策で当院がHit(親知らず)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法
泉大津市より40代の男性。主訴は「20代の頃、反対側の親知らずを抜いたがメチャクチャ腫れて、痛みも長期間続きエライ目にあった。もう2度抜歯はしない!と決めていたが、最近奥歯が痛い。次は痛みや腫れを抑えてくれそうな医院をネットで探してここに来た。」
通常のレントゲンとは別にCT画像でチェックすると親知らずから2本手前の歯に虫歯を発見。点滴で寝ながら親知らずの抜歯とその手前の歯の虫歯の治療をすることに。
虫歯を発見。神経は残す方向で。(知覚過敏対策として保険で白色の詰め物を装備することに)
歯肉をハクリすると殆ど骨に覆われた親知らずを確認。
横向きの親知らずの上半分(頭側)を分断カットして取り出す。
歯根を奥から手前に前進移動させて取り出す準備。
90度反転させて残りの親知らずを摘出。
湾曲していた2本の根が間に骨を抱きかかえていました。このため抜歯に時間を要しました。
早期回復のため、自己血液を用いてCGF(PRP法)を抜いた傷口にたっぷり補てんしました。
これで長期間の痛みや腫れを回避できます。
このような難しい抜歯は静脈麻酔鎮静法(保険適用)を使って痛みの最少化、腫れの短期を目指して取り組んでいます。抜歯を済まされた患者様の多くは「記憶が殆どなく、楽に抜歯が出来た」と喜んで下さっています。
8/24(木) 盆明け早々 点滴しながら親知らず抜歯 急患③
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
東大阪市、60代の男性。主訴は「先月くらいから奥歯が無いのに奥の歯茎が腫れて、のどまで痛い。何とかして欲しい。」でした。
レントゲンの結果、奥の歯茎に横向きに寝そべっている親知らずを確認。更にその周囲の骨が溶けて大きく陥没していました。
そこに膿が溜まり込み、痛みと腫れが喉にまで来ていると思われました。
まずは3日間、抗生剤を服用してもらい、その後に親知らずを抜歯することになりました。
歯肉を切開すると白いクリーム状のウミが流れ出し、それが落ち着くと失われたアゴ骨の凹みに充満した肉塊を確認しました。
肉塊を取り除くとようやく横向きの親知らずが顔を覗かせてきました。いよいよ抜歯が始まります。
抜歯した親知らずを確認すると、歯肉に覆われていたにもかかわらず歯石が歯に付着していました。また、「不良肉芽(良性腫瘍)」と呼ばれる大きな肉塊も癒着していました。
アゴ骨内の頑固に付着している良性腫瘍を時間をかけて徹底的にクリーニングします。それは新しい骨と歯肉を再生させるためには欠かせない作業です。
最後にCGF(フィブリンを多く含むコラーゲン)を膿んでいた場所に十二分に詰めて施術が完了しました。
〈後日、電話談話〉
「痛みは多少あるが、ウソのように腫れも治まりスッキリしている。治療中、ほとんど寝ていたので、最初の注射の痛みしか覚えていない。予約でいっぱいのところを無理に入れてもらい、治療までしてもらって本当に助かりました。」とのこと。
※ 急患①〜③の治療内容は全て保険治療です。再生治療を行なっていますが、自費は一切いただいていません。