50代男性。奈良高校時代の同級生。主訴は「前歯が定期的にとれる。今回は噛むと多少痛かった。あと隣の犬歯もたまに腫れる時がある。」でした。
とれた歯の残された根を見ると、割れているのが確認出来ました。
レントゲンでチェックすると、よく腫れる犬歯の根の先には膿の袋が認められました。
犬歯の根の先:骨が腫瘍に侵され大きく欠損していました。
ヒビ割れの歯:ヒビ割れに沿って骨も溶けて無くなっていました。
話し合いの結果、割れた歯はインプラントを移植することに。腫れる犬歯は、根の先から膿だけを取り出す手術を2つ同時に行うことになりました。
抜歯を終え、続けてインプラントを移植しました。
左の犬歯:膿を徹底的に取り出す治療
抜歯あと: インプラント移植
骨の不足している所に人工の骨で埋め合わせをして行きます。
人工の骨を骨不足のインプラント周囲に添加しました。
続けて人工の骨を犬歯の根の先の大きな穴に詰めました。
CGFを圧縮して作ったコラーゲン(メンブレン膜)を院内で製造して、人工の骨の上に何層もカバーして行きます。
手術から2週間後状態。
無事にインプラントの歯が完成しました。
また隣の犬歯も経過良好です。
友達からのコメント:「いやいやインプラントをお前にしてもらって良かったよ。こんなに綺麗に治るとは思ってもいなかったし、最初は怖かったけど今は何でも違和感なく噛める。手術の寝ながらも楽やったし、値段も楽チンにしてもらってありがとうな。」
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2024/3/15
3/15 (金) 前歯の根が割れても抜歯3ヶ月後に復活!(インプラント)