手術から3ヶ月が経ちました。いよいよ型取りです。患者様も楽しみです。
綺麗なセラミックの被せが入りました。
想像以上の完成にとても喜んで下さいました。
『以下は8/8に掲載ブログしたものです』
50代の京都市内男性。主訴は「 昔、石切に住んでいて治療をしてもらったことがある。 前歯の1本入れ歯(事故)を、京都の歯医者でインプラントにしようと思っている。
レントゲンを撮ったところ、隣の歯根の先に黒い影が見られたので、先に膿をとる手術を約1年前にした。
その手術をしてから、歯肉が凸凹になり、指で抑えると石が埋まっている様なゴロゴロ感がするようになった。院長は『問題ない』というが、いっこうに治らない。先生の連載ブログをかなり見て、覚悟して来た。」
当院のCT画像の結果、本来の歯根端切除術(歯科の専門用語)からかけ離れた①歯牙の取り残しと②人工的な大きな異物が詰められている事が判明しました。
歯肉の凸凹と石が埋まっている感はこれでは?と考えられました。
せっかく手術をしたのに治るどころか、膿の範囲の拡大が疑われます。
最悪の場合、抜歯を宣告されてもおかしくはありません。
CT画像を側面から見たところ。
患者様より、「京都でインプラントの契約や前払いをしていない。また当院で寝ながら静脈麻酔鎮静法をしながら、インプラントの手術と違和感の残る前歯の治療を同時にして頂きたい」等の要望がありましたので、お盆前に両処置を行いました。
R5 8/7 手術開始。
切開すると即、違和感の原因が判明しました。
歯肉の内側にはアマルガム金属(歯科用水銀)が豊満に充填されていました(石ではなかった)。
また根の先端の後背部(前面部だけが切削)から膿の塊も見つかりました。
時間をかけて違和感の原因と思われる全てのモノを取り除きました。
インプラントの手術は、ごく短時間で完了しました。
凸凹していた歯肉直下の骨の空洞部に、人工の骨(β-tcp)とコラーゲン(CGF)をMIXしたものを充填して、骨の再生を促しました(無料)。
人工の骨(β-tcp)とコラーゲン(CGF)。これらを使って骨の空洞の再生治療を行います。
コラーゲン(インプラント部の歯肉の増厚)と骨のMIXを充填して手術の終了です。

次の日の術後の電話では、「痛みも腫れも全くなく、痛み止め薬は全く飲んでいない。こんなに痛みがないとは思いもしなかった。嬉しすぎる」とのこと。
10月にはインプラント根にセラミックの白い歯が、早々に入る予定です。
※ 痛みは腫れは本当に個人差があります。痛みや腫れを抑える努力は誰にも負けないくらい実行しているつもりですが、それらを上回る体質の方が実在するのも現状です。早期回復を目指して常にがんばっています。
※ 他院の行った仕事に手を出すようなことは基本は致しません。後になって「どっちが悪い!誰の責任?」等のつまらないトラブルを避けるためです。
医療は患者と医者の信頼関係があってはじめて上手くいくものと考えています。その信頼関係が崩れていると感じた場合、私は手を引きますし、逆に私を信じてついて来て下さっている方には損得度返しでこちらが納得するまでトコトン時間をかけて寄り添います。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
1/5(金) 完成編:「R5:8月 真夏の熱いハード・インプラント連戦①」その後
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
12/18(月) 小5事故で前歯吹っ飛ぶ. 重なった偶然で甦るか?(事故した前歯)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般
令和4年7月、PM7:00過ぎ。1本の電話が鳴る。主訴は「子供が塾へ行く途中、坂道を自転車で下っている最中に転倒したらしい。泣きながら帰ってきたが、口の中が血まみれでどうなっているか分からない。この時間帯はどこもやってなく、全く初めてですが、診てもらえませんか?」でした。
その日は予約の患者様があと5名来院予定になっていたので、待ち時間のクレーム(口コミでよく書き込まれる)の事を考えると受け入れるべきではなかったのかもしれませんが、子どもさんの将来を考えると居ても立ってもいられなくなり、急遽来ていただくことにしました。
血まみれのお口を何度もうがいをしてもらい、拝見したところ、やはり前歯が完全に消失していました。
お子さんに「抜けた前歯は何処いったん?」と尋ねると「多分、コケた所にあると思う。」とのこと。
Dr:「お母さん、今からお子さんと一緒に現場に戻って前歯を探して下さい。今ならまだ歯を戻すことが出来るかもしれません。」
冷静で落ち着きのあるお子さんと共に、暗い坂道の現場から母の携帯のライトを頼りに奇跡的に前歯を見つけてこられました。
ご両親には「再植した歯は10年持てば良い方とされています。
幼い子どもさんに入れ歯は何かと不自由ですし、インプラントは骨の成長がまだ未完成ですので出来ません。
ですので抜けた前歯を元の場所に戻す『再植』術を行います。
あと、仮に歯の固定はうまくいったとしても、神経までは回復出来ませんので何処かのタイミングで抜けた前歯から神経を取らなければならない事をご了承願います。」
早速、矯正で使用する材料を用いて(保険の500円のみ、特殊な材料代は無料)前歯を元の場所に戻し、スーパーボンドで固定しました。
この状態で7ヶ月間、経過観察をすることに。
事故から7ヶ月後の今年4月(令和5)、固定装置を取り除きました。嬉しい事に前歯の固定が認められました。
続けてCT画像でチェックも行いました。
すると、再植した根の先に、大きな膿の袋(骨がとけて腫瘍が発生)が見つかりました。
お母さん:「やはり残すのは無理ですか?」との質問に「いや、歯は完全に固定しているので、膿を取り除き、当院での再生医療(PRP法)をおこなえば治るように思いますよ。」
お子さんには頑張ってもらい、膿の袋を取り出す手術を行うことにしました。
CT画像と同等の場所と大きさの腫瘍が見つかりました。
採血した血液を用いてCGF(RPR法)を行なって骨の欠落したところに埋めました。(保険ではPRP法の設定はないため無料)
更に人工の骨も充填(無料)して完了しました。
これは、今年の12月(再生治療から8ヶ月後)の状態です。膿も無くなり、骨の再生も行われ、とても良好であることが確認出来ました。
お子様をはじめ、ご両親の協力とご理解のもと、事故で歯を失いかけた状態から復元させることが出来ました。
お母様は涙ながらにとても喜んで下さいました。
あきらめていた歯が見つかり、事故した日の患者様が寛大で、事故の修復に特化した材料を豊富に持ち合わせていたこと。
また、こちらの治療方針を信じて下さった事。全ての偶然が見事にハマった結果だと思います
未来のあるお子様に少しでも地域医療の手助けが出来て、私達も喜ばしい限りです。
12/5(火) 感動の入れ歯→→インプラント貯金で現実へ(入れ歯)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 入れ歯 歯科全般
30代の女性、今年(2023年)の1月来院。主訴は「歯ぎしりが原因でグラグラしていた前歯を抜歯(他院)した。続けて入れ歯を作ったが、ぷかぷか浮いて不安定なうえに、見た目も悪くて困っていた。インプラントをしていない医院だったので、セラミックの自費ブリッジを勧められた。神経を抜いたり、歯を削ることに抵抗があったのでネットで調べて鈴木歯科に相談に来た。」でした。
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11/18(土) 結婚式が近いのにA R Eが苦手で(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
40代の男性。大手ゼネコン現場監督。主訴は「3ヶ月後に結婚式を控えている。とにかく歯医者の音と注射が大の苦手なので、ここまで放置していた。最近、歯茎に出来る白いニキビ(膿)を爪で潰す回数が増えてきた。俺の歯医者嫌いなどお構いなしに、嫁は「早く前歯、治して!」と責めるので辛い。うとうと寝ながらインプラントを常時している医院を本気で探しまくった。予算(自費負担なしの静脈麻酔)と経験豊富(HPの症例写真)を考慮して鈴木歯科医院に来た。」でした。
院内CTで診査診断。長年放置して割れた前歯の根の先に、大きな膿の袋(骨の欠落)を確認しました。
治療期間があまりありませんので、
①抜歯した日に、
②インプラントを移植して、
③骨を再生医療で作り上げる、
完成までの期間を短縮する手術の計画を立てました。
手術スタート。いきなり膿の袋のせいで大きく蝕んだ骨に遭遇。ただし事前にCT画像で骨の状態をしっかり把握していましたので、焦ることなく手術はスムーズに進行しました。
患者様の血液を使って、院内でCGFコラーゲンや歯肉の上皮を製作します。また、骨の補強で使う人工骨(粉々で扱いにくい)をCGF(コラーゲンのグミ状の塊)
と混ぜて一塊に、操作性を良くした物も用意しました。
骨に癒着した腫瘍の塊を徹底的に排除した後、インプラントを最適な角度&位置に移植出来ました。
最後に人工骨を骨の欠損部に充填し、それをコラーゲン膜(CGFを圧縮)で患部に覆い被せて、切った歯肉を元通りに縫い合わせたところで終了です。
手術から3ヶ月後。型取り直前の状態です。
前歯2本をインプラントとオールセラミック(Drの手作り)をセットした状態です。
患者さんも大満足。奥様もわざわざお礼に来て下さいました。
費用はインプラントの1本分のみ(約¥410,000)です。インプラントの隣のオールセラミックは、結婚祝いということで、¥マル円(気持ち)です。
歯医者嫌いの患者さんでしたが、寝ながらの治療(静脈麻酔鎮静)のお陰で大手術も乗り越え、今では毎月メンテナンス掃除まで来て下さるようになりました。
このような方が、1人でも増えることが私のやり甲斐です。
10/31(火) CM「あんしんインプラント」でも寝ながら手術は出来ないの!?
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般
60代の奈良市内の女性。 主訴は「 かかりつけの医院で『根の先に膿ができているので抜歯の必要がある』と2年前から言われている。最近、歯茎が腫れ出して、柔らかい物も噛みにくい。 TVコマーシャルで【あんしんインプラント】を知って、提携歯科医院に連絡をしてみたが、どうやら【あんしん=寝ながら手術】という訳ではないらしい。どうしても寝ながら手術をしたければ、点滴の出来る先生を呼ぶのに【別途80,000円】が必要と言われた。
こんな恐ろしい手術を受けるのに、大きく口を開けたまま1時間も手術に耐えれない。
どこが安心なの?と思っていたら、主人の友人に鈴木歯科医院を紹介してもらった。
静脈麻酔鎮静法(当院でインプラントをされる方は無料)を行いながら、まず問題の歯を抜歯しました。
抜歯後、あご骨に強固に付着している腫瘍の塊を時間をかけて剥ぎ取ります。
これが成功の秘訣となります。
外側の骨は大きく欠落していましたが、内側の骨は硬くて良質の骨でしたので、抜歯と同時にインプラントの移植を行いました。
(手術の回数を減らす事も安心インプラントにつながります)
自己血液を使ってCGF(コラーゲン)を院内製作しました。
また、このコラーゲンを用いてバラバラの人工骨を一塊にします。
※骨を造成するのに別途35,000円だけはいただいています。
インプラント周辺の骨の欠落部分に人工の骨をカバーします。
さらに、患者さん自身の骨を採取したものを、人工の骨の上にカバーして2層構造で強化します。
完璧な手術が完了しました。
ここまで約1時間。患者様は寝息をたてて寝ておられます。
1回目の手術から3ヶ月後にインプラントの歯が完成しました。
※静脈麻酔鎮静法、PRP法(CGFコラーゲン製作)、仮歯、セラミック完成まで総額450,000円
10/12(木) コンプレックス犬歯をインプラントで解消
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般
吹田市より30代の女性。主訴は「中学生の頃から犬歯が変な方向に生えていて困っていた。4連続のブリッジを犬歯の前に並べて変な犬歯を隠してきたが、食べ物が詰まりやすく、歯ブラシもすぐに痛む。別の歯科医院で相談すると『犬歯を抜歯すると、陥没が大きくなり見た目が悪くなる』と言われ、このままの状態でいる。犬歯を抜いてインプラントにしたかったので、骨を作る技術の歯医者をネットで調べてここに来た。」
院内CTを使って犬歯の大きさと再生に必要な骨の量をチェックして、インプラントを前提とした抜歯をしました。
抜歯と同時に骨の造成(再生療法)も行いました。
骨の造成を行なってから5ヶ月後、インプラントの手術を行いました。
犬歯の抜歯により、大きく欠落していた抜歯穴は、硬いしっかりした骨に再生していました。
インプラント体を移植する前に、PRP法(凝縮コラーゲンを骨の中に充填します)を行い、インプラントの成功率をより高めます。
インプラント体(ノーベルバイオケア社製のアクティブ)の表面にもPRP法加工を行います。
理想的な位置に移植が出来ました。
インプラントの横隣りの歯は、傾きがキツかったため、部分矯正(無料)をスタートさせました。
手術後3ヶ月の状態です。いよいよ型取りを行います。
内側に傾いていた犬歯に代わって、インプラントの歯が綺麗に仕上がりました。
治療を始めて10ヶ月ほど経ちましたが、綺麗な歯が並ぶことで患者様にはとても満足して頂けました。
8/24(木) 盆明け早々 点滴しながら親知らず抜歯 急患③
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
東大阪市、60代の男性。主訴は「先月くらいから奥歯が無いのに奥の歯茎が腫れて、のどまで痛い。何とかして欲しい。」でした。
レントゲンの結果、奥の歯茎に横向きに寝そべっている親知らずを確認。更にその周囲の骨が溶けて大きく陥没していました。
そこに膿が溜まり込み、痛みと腫れが喉にまで来ていると思われました。
まずは3日間、抗生剤を服用してもらい、その後に親知らずを抜歯することになりました。
歯肉を切開すると白いクリーム状のウミが流れ出し、それが落ち着くと失われたアゴ骨の凹みに充満した肉塊を確認しました。
肉塊を取り除くとようやく横向きの親知らずが顔を覗かせてきました。いよいよ抜歯が始まります。
抜歯した親知らずを確認すると、歯肉に覆われていたにもかかわらず歯石が歯に付着していました。また、「不良肉芽(良性腫瘍)」と呼ばれる大きな肉塊も癒着していました。
アゴ骨内の頑固に付着している良性腫瘍を時間をかけて徹底的にクリーニングします。それは新しい骨と歯肉を再生させるためには欠かせない作業です。
最後にCGF(フィブリンを多く含むコラーゲン)を膿んでいた場所に十二分に詰めて施術が完了しました。
〈後日、電話談話〉
「痛みは多少あるが、ウソのように腫れも治まりスッキリしている。治療中、ほとんど寝ていたので、最初の注射の痛みしか覚えていない。予約でいっぱいのところを無理に入れてもらい、治療までしてもらって本当に助かりました。」とのこと。
※ 急患①〜③の治療内容は全て保険治療です。再生治療を行なっていますが、自費は一切いただいていません。
8/19(土) 盆明け早々 点滴しながら親知らず抜歯 急患②
カテゴリ:歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
大阪・八尾より20代の男性。主訴は「アメリカN.Yから帰省中。お盆に歯茎が腫れた。痛みもひどかった為、休日診療の医院に行って消毒をしてもらった。抜歯を依頼したが、「生え方が難しすぎてここでは無理」と言われた。1週間後には職場に戻らなければならないので抜歯をしてから帰りたい。大学の同級生の紹介でここに来た。
急な話ですいません」
下顎の骨に深く横向きに生えていました。アメリカで抜歯をすると15万ほど必要となるらしい。事情も事情な為、お昼休みを使って抜歯(静脈麻酔点滴付き)を行うことにしました。
切開すると、殆ど骨に埋もれている横向きの親知らずを確認。周囲からクリーム状の膿が少量流出。
上層部の骨を最低限の範囲で削り、抜歯をしやすくします。
歯を特殊な切削器具を使用して2分割にします。この時、アゴ骨の中央を走行する神経を傷つけてはいけません。最も神経を使う場面です。
①の歯頭を取り除きました。続けて②の歯根を取り除いていきます。
無事に抜歯が終わりました。血管の分かりにくい極太の腕でしたので点滴にやや苦労しましたが、約40分程で完了しました。
CGF(血小板コラーゲン)をたくさん抜歯穴に敷き詰めて糸の縫合が終わりました。
〈週明けの電話〉「口は開けにくく、食事もしにくいですが、思っていた以上に楽だった。自分では腫れていると思うが、親に言わせると『お母さんの時はコブ取り爺さんみたいに腫れた』と言われました。急でとても助かりました」とのこと。
※ 我が家の子ども達と川やプール、海へと夏のお父さんを満喫して(?)真っ黒に日焼けしています。ただし仕事が始まるとスイッチが入り、熱く取り組んでいますのであしからず。
週明けには予約の患者様の抜歯も始まります。まだまだ暑い日が続きますがガッツです!

8/18(金) 盆明け早々 点滴しながら親知らず抜歯 急患①
カテゴリ:歯科全般 親知らず 親知らずを静脈麻酔鎮静法で
8/18、近所の20代女性から電話。主訴は「左右 両方とも親知らずが虫歯になっている。特に右の下が寝れないほど痛い。お盆になって痛み出したので、あちこち調べていた。お盆明けに鈴木歯科で抜こう決めて今日まで我慢した。急に申し訳ないですが痛みを何とかしてして欲しい」でした。
親知らずの虫歯が、隣の歯にも移って大きな虫歯の穴が確認出来ます。
お昼休み時間に、静脈麻酔鎮静(この患者様は完全に眠られていました)を使った抜歯を行いました。
親知らずの一部が歯茎から少しだけ顔をのぞかせています。その部分が虫歯を誘発させた模様です。
奥歯への麻酔で、親知らずの抜歯と手前の奥歯から神経を取る治療を同時に行いました。
点滴から目が覚めるまで僅か1時間で抜歯が終わりました。
抜いた穴の中にコラーゲン(CGF)を入れるところです。
抜歯をすると骨がむき出しになります。骨の上に新しい歯肉が乗ってこないと「ドライソケット」と呼ばれる痛みの症状が長く続きます。それを引き起こさせないなめに当院では必ず採血した自己血液からコラーゲンを院内製作して抜歯穴に埋めます。
このため抜歯後の痛みや腫れが短期になります。
〈翌日の電話〉「抜歯した夜には飲食会に参加。いつもと変わることなく痛みや腫れ、出血も特に気にならなかった。経過が良好で助かりました」とのこと。
きっとCGF(スポーツ業界ではPRPと呼称)のお陰かと思われます。
8/11 真夏の熱いハード・インプラント連戦④
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
R5 8/8 連載最後のインプラント手術。出身大学の知人からの依頼、尼崎市60代男性。
主訴は「インプラント手術を2年前にしたが、グラグラ揺れてスルッと抜けた。
患者さんの喉もと付近に麻酔(伝達麻酔)をすると咳が出てきて、手術中に動く模様。オペ時、咳をされる度にひどく揺れて、微妙に手元がズレた事が上手くいかかった原因の一つらしい。
『いつになったら骨が元に戻って、インプラントで噛めるようになりますか?』と詰め寄られて困っている。申し訳ないが、助けて欲しい。」でした。
患者様の承諾を得て石切での手術(当院では骨の再生とインプラント移植のみ、型取りは知人医院にて)が決定。
当院ではインプラント治療の方、全てに静脈沈静麻酔(平均5万円相当の追加料金なし)を行なっています。
※ アゴ骨を削る時のドリル音と振動が、身体の硬直と精神的苦痛を招く。それが1時間近くも続くのは私なら辛い)。
患者様には、「1回目の手術では骨の再生のみにとどまると思いますが、残存の骨を上手く使ってインプラント移植が出来れば骨の再生を同日に行います。そこは私に任せて下さい。」と説明。
私が手を掛ける時点でこの先、全てが自己責任。その覚悟を持って知人から頼まれた手術を引き受けました。
切開して直接現状をチェック。申し訳ないがインプラントを撤去しただけでは、骨は全く自然に増量していませんでした。
ちょうどその頃、知人Dr.が訴えていた「咳」が歯科用麻酔を注射した頃に始まりました。
耳に触るような大きな咳で患者様も大変そうです。
点滴に使う薬をコントロールしながら、インプラント移植の可否を探りました。
歯列のやや内側に長いインプラント芯を選択して移植しました。
このインプラント芯の表面には、新世の骨と結合しやすい工夫(ハイドロキシ・アパタイト加工)が施されています。
工夫されたインプラント芯をCGF(自己血液由来コラーゲン)に30分ほど浸透させて、インプラント芯と骨との定着を更に高めていきます。
無事に2本のインプラント(脱落部に1本、新たに1本。計2本の連結で丈夫にさせる)が入りました。
骨の移植直後や縫合時も咳のため体の動きに落ち着きが無かったため、写真は割愛(より完璧な手術を優先するため)しています。
スタッフ共々いつも以上に気の張る、困難な手術が無事に完了しました。
手術後の画像です。治療計画通りの完璧な結果です。「上手く行ったで。4ヶ月ほど待ってから型取りをしてよ。」と知人Dr.に伝えました。
〈後日の電話〉
「手術の事は、全く覚えていない(静脈麻酔沈静法の効果)。手術中に咳をしていたことも、途中でトイレに行ったことも覚えていない。非常に楽でした。ありがとうございました」との事。
暑い夏は続きますが、気合を入れて引き続きがんばります。











