吹田市より30代の女性。主訴は「中学生の頃から犬歯が変な方向に生えていて困っていた。4連続のブリッジを犬歯の前に並べて変な犬歯を隠してきたが、食べ物が詰まりやすく、歯ブラシもすぐに痛む。別の歯科医院で相談すると『犬歯を抜歯すると、陥没が大きくなり見た目が悪くなる』と言われ、このままの状態でいる。犬歯を抜いてインプラントにしたかったので、骨を作る技術の歯医者をネットで調べてここに来た。」
院内CTを使って犬歯の大きさと再生に必要な骨の量をチェックして、インプラントを前提とした抜歯をしました。
抜歯と同時に骨の造成(再生療法)も行いました。
骨の造成を行なってから5ヶ月後、インプラントの手術を行いました。
犬歯の抜歯により、大きく欠落していた抜歯穴は、硬いしっかりした骨に再生していました。
インプラント体を移植する前に、PRP法(凝縮コラーゲンを骨の中に充填します)を行い、インプラントの成功率をより高めます。
インプラント体(ノーベルバイオケア社製のアクティブ)の表面にもPRP法加工を行います。
理想的な位置に移植が出来ました。
インプラントの横隣りの歯は、傾きがキツかったため、部分矯正(無料)をスタートさせました。
手術後3ヶ月の状態です。いよいよ型取りを行います。
内側に傾いていた犬歯に代わって、インプラントの歯が綺麗に仕上がりました。
治療を始めて10ヶ月ほど経ちましたが、綺麗な歯が並ぶことで患者様にはとても満足して頂けました。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2023/10/12
10/12(木) コンプレックス犬歯をインプラントで解消