富山県より薬剤師さんの男性。主訴は「勤務先で大阪出身のお客様から鈴木歯科を紹介されたとのこと(こんな事、あるのですね。有り難いです)。たまに痛むし、歯並びへの影響も心配なので抜歯をして欲しい。」
遠方からの患者様ですので、初診の予約は昼休みに来て頂くことになりました。
歯根はアゴ骨の神経とクロスしていますが、切断の必要な歯冠は神経から離れている事を確認。
当院の最新CT画像。横向きの親知らずが、アゴ骨全てに覆われています。抜く事に問題はありませんが、抜歯後のフォロー(遠方)のこともあり、大手病院での抜歯を勧めさせて頂きました。
正直抜きたくないのが本音でしたが、「入院もせず、土曜日に抜歯をしてくれる医院。鎮静点滴をしながら、しかも保険で施術する医院は富山には無い。更に術後にコラーゲン(止血作用、早期回復作用)を抜歯穴に挿入してくれる歯医者なんて金沢まで行っても存在しない。」との事。これらの話を予約電話の段階でスタッフから聞いていたので困りました。
ただし、「麻酔アレルギー歴、薬物歴、ホルモンや自律神経の不調、血液検査等を含め化膿しやすい(痛みやすい)体質。痛みのトリガー歴無し。」を自己申告をされていたので昼休みの2時間を使って抜歯をすることに決断しました。“抜歯決定”となれば、全集中して手術に挑みます。
無事に抜歯は終了しましたが、男性の骨は硬くて切削が難しくて大変です。ましてや歯根がひょうたん状にくびれ引っ掛かりが大きく、スムーズに歯が骨から外れてくれずに時間を要してしまいました(約40分)。当然、静脈麻酔鎮静をかけながらの抜歯ですので、患者様は楽に(ほぼ記憶なし状態)出来たそうです。
最後にコラーゲンを入れて、術後の止血及び痛みや腫れを抑制させるようにしました。
夕方、術後のお電話を差し上げると、「出血もなく、痛みや腫れもほぼ無い。楽に出来て感謝しています。」と車内からのコメント。
1週間後もわざわざ日帰りで消毒のために足を運んで下さり、「最初の4〜5日は痛みはあったが今は経過良好で薬も飲んでいない。」とお礼のお土産を沢山いただきました。お互いに喜び合う事が出来て本当に良かったです。心遣いありがとうございました。(遠方の方の抜歯は近隣の方以上に配慮が必要なため、思慮深く対処しなければならない事は今も昔も変わりません)
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2025/2/1
2/1(土)リスクの高い難しい抜歯 遠方から来院どうする?(親知らず)











