京都府宇治市より30代の女性。主訴は「矯正を始める。そこの主治医から【矯正を始める前に抜歯をしておいて欲しい。】と言われた。あちこち探したが、『難しいのでここでは無理』と3件断られた。
点滴で寝ながら抜いて欲しい」でした。
リアルな3D画像(歯科用CT)で患者様に説明。鏡の反射を利用しながらの抜歯になります。安全のために直接患部を見ながら施術出来ればベストなのですが、上の奥の隠れた親知らずは最難関の抜歯になります。
静脈麻酔鎮静法(保険適用)を用いながら短時間で上手く抜歯出来るように努めたいと思います。
ミラーテクニックで歯肉を切開オープン。姿が現れました。
親知らずの1本手前の歯を傷つけないようにしながら、親知らずの頭部をカットして抜歯しました。
無事に抜歯が出来ましたが、大きな凹部になってしまいました。
それが原因で、痛みを伴うドライソケットになったり、冷たい水などに痛みやすくなる知覚過敏が生じる可能性があります。
ドライソケットや知覚過敏を予防する目的で患者様の自己血液を用いてCGFを作り、患部に注入して、歯肉の早期復元を図りました。
患者様の声:「えっ!これから始まると思っていたのに、もう終わったん?こわっ!この治療こわすぎ。
嘘みたいに知らん間に抜いてもらえた。なんかすごく感激しているんですけど‥」
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2021/9/12
9/15 全く見えません。3件断られた上アゴ奥に潜む(親知らず)