奈良市在住、23才の看護師。主訴は「嚥下がキツくて自分で歯磨きをしていてもえずく。2年前に奥歯が痛んだので神経を抜いてもらったが、治療時のえづきと涙が苦しすぎて放置していた。
そのボロボロに砕けた奥歯が激しく痛んできた。
ネットで探してスズキ歯科にきた。助けて欲しい」でした。
Dr:「了解いたしました。静脈麻酔麻酔鎮静法を用いて、砕けた奥歯の抜歯とその奥の親知らずの抜歯をしましょう!
そして1本だけインプラント移植を同日に行って一日で全てを完了させたいと思います。」
奈良の歯科医で型取りをしたまま治療放置。根の先には黒い影が発生して、大きな腫瘍が生じていると思われました。
抜歯直後の状態。激痛の原因となる腫瘍が摘出されました。
更に奥には横向きに生えている親知らずの歯を確認。
これも続けて抜歯しました。
横向きに生えていた親知らずも静脈麻酔麻酔鎮静法の中、スムーズに抜歯が出来ました。
ノーベルバイオケア社製のアクティブ直径5㎜、長さ11.5㎜を移植完了。
型取りまで2ヵ月待ちます。
インプラント移植直後の状態。周囲の骨は抜歯の影響で、スカスカ空洞があります。
吸収性の人工骨に患者様御自身の血液で製作したコラーゲンとフィブリンの塊を混ぜて、不足している
骨の部分に添加しました。
コラーゲンの塊をシート状に圧縮して確実な骨の再生を促します。
当院でインプラント施術を受けられる方には、一連の作業は無料でおこなっています。
インプラント移植から3ヶ月後の状態です。かなりの早い回復力です。
無事にインプラントが完成いたしました。
嚥下が激しいので、治療のある毎に静脈麻酔鎮静法を使用いたしました(これも全て無料)。
インプラントの歯がしっかり噛むことが出来てとても満足さrています。
ありがたいことに職場の病院の先生やスタッフもその後当院を紹介で訪れて下さっています。
※ほぼ毎日のようにこのような難しいインプラントの施術を静脈麻酔鎮静法の中で、患者様に負担をかけずに
おこなって喜ばれています。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2021/7/30
7/24 嚥下障害で悩むナースの決断