〈Before〉
〈Before〉
〈Before〉
上アゴの骨が痩せ細り、インプラントも無理だと諦め、永年、入れ歯で苦労されてきた患者様のその後の結果をお知らせします。
〈New〉
手術から2ヶ月が経った頃、患者様から「入れ歯が痛くて噛めない」と連絡を受けました。
早速、歯茎の状態をチェックすると、赤く腫れている所が1箇所ありました。その部分を指でチェックすると、移植したインプラントが揺れていることが判明。残念で悔しい思いでしたが、撤去しました。
その後、5本のインプラントは確実に定着してくれていましたので、型取りを行いました。
寸分の狂いや隙間が生じないように、丁寧かつ慎重に様々な工程を繰り返しながらネジで完全固定タイプの入れ歯を作成していきます。
完成したネジで完全固定タイプの入れ歯
ネジで完全固定タイプの入れ歯をいよいよ装着していきます。
この夏から使用を始めました。
〈患者様の感想〉
お友達とお食事に行っても、今までなら食後必ずトイレに行って入れ歯をこそこそっと洗っていた。また泊りがけの旅行に行っても入れ歯の心配(家のように外して寝れない)が総て解消された。自分の歯で、何でも自由に噛めるって本当に素晴らしい。歯の大切さを改めて実感しました。もっと長生きして残りの人生を楽しんでみようかしら。」
〈Dr〉
そうです。長生きして下さい。食べる喜び、生きる力をサポートするのが私の役割です。
インプラントは骨にドリルで穴を空ける治療です。想像しただけで、かなりホラーです。こんなホラー治療、誰もが受けたくないはずです。しかし、奥歯が無くて困っている、抜歯を迫られて困っている、前歯が折れた・割れた…。
この現実から限りなく元通りに復元させる解決法がインプラントです。
どうか勇気を出して下さい。
真剣にインプラントを検討されている方に向けて、目を背けたくなるような情報をブログにしています。
その情報は、大切な患者様の貴重な写真から構成されています。私の真摯な取り組みが、皆様に伝われば幸いです。
〈以下は12/29のブログ内容〉
12月28日、今年最後のインプラント施術。76歳の女性。主訴は「総入れ歯でご飯を食べていても全く美味しくないし、うっとしい。もう嫌になる。永いこと、アワビやタコやたくわんを食べていない。インプラントも考えていたが、骨が無いので断られた経験がある。それにとっても怖がり。どうしたもんですかね?」でした。
まず怖さ対策としては→静脈麻酔鎮静法で半分眠りながらの施術を手術前に私が常に行っています。(無料)
次に痛みや腫れの対策として
①歯茎を切らずにインプラント施術を行う
②点滴の中に、痛み止めや化膿止めのお薬を投与しながらおこなう
③採血させていただき、傷口の回復に欠かせないフィブリンの塊を当院で加工したものをインプラントの周囲に添えて傷口を短期で回復させます。
CT画像の分析を徹底的にした結果、僅かに残された骨の厚みと高さのある部分に、6本のインプラントを移植することが出来ました。
〈患者様の感想〉
・アゴが疲れた
・寝ていたと思うので全く怖さとか緊張感とかは無く楽だった
・春頃の完成が楽しみ。早く何でも噛んでみたい
〈Drより〉
長時間の施術、お疲れさまでした。アゴの骨幅が薄く、高さも無い場所に、歯肉をメスで切らずにインプラントを移植するのは相当ハードでしたが、僅かに骨のありそうな場所にインプラント移植を行いました。総て骨とガッチリ固定してくれることを願っています。また、スタッフのみんなも一年間本当にありがとう!
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2019/9/1
昨年12/29のブログ「永年の夢に向かって …最後を飾るインプラント」の結果報告