東大阪市の40代の男性。主訴は「下の奥歯に食べカスがよく詰まる。その辺りが、何もしなくてもズキズキして痛みだした。」でした。
横向きの親知らずの一つ手前の奥歯が大きく虫歯になっていたので、先ずは痛みを除くために神経を取る治療を行いました(親知らずの抜歯の依頼は特になし)。
神経を取る治療を終えた時点で「奥の親知らず、どうします?このまま置いておくよりも、被せ物を入れる前に抜いておいた方が、早く、楽に抜けますよ。」と私のアドバイスに対して、「では、お願いしようかな…?」ということで別日に抜歯を行いました。が、かなり難航しました。
一つの歯を細かく分割しても抜けきれません。
この(=画像=)は、抜歯の途中、骨に埋もれた残りの歯の状況をレントゲンでチェックしたものです。
静脈麻酔鎮静法のもと、抜歯開始から1時間半、ようやく施術が完了しました。
抜歯後の傷口の痛みや腫れを抑えることと、歯肉の早期再生を促す目的でCGFを用意(無料)しておきました。
抜歯窩にCGFを挿入して傷口を封鎖しました。
CGFの圧縮した粘膜を最後のカバーに使用します。
〈患者様の感想〉
・点滴が始まって、目が覚めるまで2時間の経過していることにビックリした。とても楽にして頂けた。
・(4日後の消毒時)まあ〜まあ〜腫れている。薬が切れるとうずく。
Dr:「時間をかけてしまってすいませんでした。根の先が釣り針のように曲がっていました。これが骨に引っ掛かっていたので大変な抜歯になりました。。しかし、抜歯痕にCGFを入れていますので、痛みや腫れの長期、継続はないと思います。御安心下さい。」
※ 3週間後の消毒時では、ほぼ違和感はなくなっていました。CGF様様。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2019/7/27
今年一番の親知らず 何? なんで? 難Muzzu!