元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2019/2/7 

親知らず 放置しておくと えっ!こんな事に
カテゴリ:Dr.鈴木日記 歯科全般 親知らず 

よく噛める入れ歯 60代の超・怖がり(歯科恐怖症)の女性。これは、当院で7年前に治療を終えた時の写真。本日の主訴は「右下の歯茎が腫れてきて、入れ歯が痛くて入らない。」でした。
健康な歯茎 健康な時の歯茎の様子

親知らず周囲の歯茎が腫れる 健康時とは一変、原形が分からない程大きく腫れ上がっています。ただし、見た目では親知らずの歯は確認出来ません。

歯肉に埋もれた横向きの親知らず レントゲンでチェックすると、横向きの親知らずの歯が存在することが確認できます。
患者様は、親知らずの抜歯をためらっていました(怖くて)が、当院では点滴を入れて、寝ながら(個人差あり)抜歯をすることが可能であることを伝えたところ、意を決して「点滴付きで抜歯お願いします」と予約の電話を後日いただきました。

難しい点滴確保 抜歯当日、手に汗握る状態で来院。昨夜は怖くて眠れなかったとのこと。さらに、「血管が出にくいので点滴をよく失敗される」とのこと。不安が Maxに…。

静脈麻酔鎮静法 保険 おかげ様でスムーズに点滴が入りました。静脈麻酔点滴法のもと、親知らずの抜歯がこれから始まります。

全周歯石で覆われた親知らずの歯 切開すると、大量のクリーム状の膿汁が排出。それが落ちつきだした頃、親知らずの抜歯にとりかかりました。
歯茎の中からは、こげ茶色の歯石で覆われた親知らずの歯が出てきました。
それから、1週間後の消毒時では、すっかり痛みも腫れもひいていました。
〈患者様の声〉
・寝てたので麻酔も抜歯も覚えていない。すごい!本当に楽だった。こんなんやったら、もっと早く抜いておいたらよかった。
・自分の歯を見てびっくりした。