元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2017/5/18 

Dr.自作のオールセラミック前歯4本で¥240,000
カテゴリ:審美 歯科全般 

Dr.自作の前歯4本オールセラミック 結婚して石切に引越しされてきたばかりの女性。主訴は「奈良で3年前に入れたセラミック(1本¥80,000の金属焼き付けセラミック)が変。色も合ってないし、歯と歯がくっ付いているのでフロスも通せない。おかしくないですか?!って前医に訴えても聞き入れてもらえなかった。鈴木先生はどう思われます?」でした。
※この写真は、私か約3ヶ月かけて自分で作ったオールセラミック4本の完成品です。

3年前に入れたメタルボンドセラミック Dr「確かに色は黄色っぽいかもしれません。その理由は、上の犬歯の色が濃い黄色をされているので、その色に合わせたと思われます。しかし、下の前歯は、キレイな白色をされています。上の前歯と下の前歯を比較すると、上の前歯が相当黄色く感じられますよね。
完成する前に、どの歯の色に合わせべきかじっくりDr.と相談しましたか?
また、出来上がってきたセラミックの歯をしばらく仮り付けして自宅で御家族と相談されましたか?
当院では、お金を頂く前に必ずこの2つは行っています。
あと、3本の前歯を1本ずつ作らずに、切れ目なく3連結で続けて作っている事は、あまり感心しませんね。
※実際、歯の形を修正するために各3本は作り直しました(計12本)。その後、色合わせのために何度か足を運んでもらい患者様と何度も相談しました。

神経を残した前歯と神経の無い前歯 「変な形の前歯」とおっしゃられる3本を撤去すると、既に神経の無い歯でした。
「歯並びが嫌」とおっしゃれる前歯1本は神経のある歯でしたので、神経を残したまま被せても痛まないように慎重に削りました。
セレックでDr.鈴木が一から制作 当初は、「変な形の前歯3本」のみだけを作り替えることになっていましたが、試作の段階で前歯がキレイになっていくため、「変な形の前歯」もオールセラミックを被せて綺麗な歯並びに変えることになりました。
写真は、セレックで削った前歯をカメラでPCの中に情報を読み込んだところです。
セレックで前歯のオールセラミックを制作 PC画面上で理想的ま前歯を設計したところです。
試作を繰り返し3回目で完成 修正、修正を重ねていきますので、前歯1本につき、2本は不要なオールセラミック被せが発生します。それを仮歯として使用していますので、1ヶ月もすると、被せ物と歯茎の際が馴染みだし、かなり健康的な歯茎へと変わっていきます。引き締った歯茎を確認できれば、セラミック製の仮歯(=左の写真=)→完成オールセラミック(=トップ写真=)へチェンジして、外れないように接着します。
〈患者様の感想〉 みんなから「キレイになったね」って言ってもらえている。歯磨きしても今までみたいに血も出なくなった。とても、とても嬉しいです。