元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2017/3/25 

割れて しみる歯をオールセラミックで救う
カテゴリ:審美 歯科全般 

神経のある歯が半分に割れてしみる 生駒市より50代の女性。主訴は「先週、歯が動いていると思っていたら、朝食のパンで歯が割れた。冷たい物を飲むとすごく痛い。息を吸っても痛い。近所の医院では、“抜歯をしなければならない程、ひどい割れ方をしている”と言われ、更に“抜歯後にインプラントを!”と薦められた。 職場の方の紹介でここに来た。
オールセラミックを入れる事を前提に神経を残して歯を削る Dr:「歯の内側の部分が大きく割れて無くなっています。歯茎の中にまで割れている状態は、通常「c4≒歯を残せない(抜歯)」と判断されますので、仕方がありません。 私なら歯を残すだけでなく、神経を残すことにもチャレンジします。神経を抜いたり、歯を抜いたりするのは、何時でも出来ると考えていますので、出来ればオールセラミックの被せ物を入れて頂きたいです。なぜなら、セラミックの表面にはプラークや歯石が付きにくいだけでなく、残された神経に対して金属を使用していないため刺激が少ないからです。 結果、歯を抜かずにセレックを使って金属不使用のセラミック(オールセラミック)を作製することになりました。
セレックでオールセラミックを超短期で治すこの画像は、麻酔、メス、ナイロン糸などを使って歯茎の形成手術を行い、被せ物を入れるために歯を削ったあとの状態をビデオカメラでスキャンしたものです。
丁寧に時間をかけて完璧に仕上げていますので、被せ物と歯のジョイント部分の境界線一周が鮮明に映し出されてきます。
セレックでオールセラミックを超短期で低価格で治す 現在治療している右上と反対側(左上)の歯の大きさや形や丸み、色などを参考にして、PC画面上で新しいセラミックが左右対称になるように設計していきます(歯科界のCAD/CAM)。
割れた歯を神経を抜かずにオールセラミックで治す私が作り上げたオールセラミックの被せを装着したところです。
割れた歯を神経を抜かずにオールセラミックで修復する神経を抜かずに削った状態。間もなくセラミックの被せ物が装着されます。
セレックを使って超短期間でオールセラミックを入れる無事にオールセラミックの歯が装着されました。
※価格¥50,000(前歯や奥歯は¥60,000)

〈患者様の感想〉
•とにかく歯を残せて良かった
•冷たい物には今もしみる
•のど側の歯茎が、最初の頃は口内炎のような痛みがあったけど今は大丈夫
•悩まずセラミックに決めた
•お昼休み無しで先生に頑張ってもらって嬉しかった
•値段が良心的で今までとは全然違う
残した歯がトラブルなく末永く持たせるには、Drの技量や情熱が問われます。さらに患者様の日頃のケアやメンテナンスが大きく結果を左右しますので、頑張って下さいね。