元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2017/3/16 

骨粗鬆症は血液再生療法でクリア
カテゴリ:インプラント 歯科全般 

CGF  自分の血液を使って傷口を早期に治す 御紹介で、八尾市から70代の女性。主訴は「噛むと痛い。奥歯の根が割れているらしいので、かかりつけ医から『抜歯になる』と言われた。更に骨粗しょう症の薬を飲んでいるので、『ここでは抜歯は無理』とも言われた。なんとか出来ますか?」 DR:「お薬の影響で、抜歯した後に周囲の骨が壊死してしまう可能性があります。整形外科の先生と相談しながら、抜歯と同時に採血を行います。当院では、血液を遠心分離器にかけて傷口を早く、きれいに治す『CGF』をその場で作れます。それを抜歯した痕に注入して、抜歯後の経過を慎重に確認していきましょう。
骨粗しょう症の抜歯 CGF 骨粗しょう症のお薬を中断してもらって直ぐに抜歯を行い、そこから3ヶ月が経ちました。歯茎の回復は遅かったものの、骨の異常は無かったため、患者様の意向に合わせてインプラントの治療を始めました。
痛くない恐くない治療 静脈麻酔鎮静法  点滴を使った(静脈麻酔鎮静法)インプラント手術を行う準備をしているところです。 点滴の中には、痛み止め、化膿止め、健忘感を得られる薬が入っていますので、手術中の恐さや緊張は消失します。
CGF  血液を遠心分離機にかけて傷口を早期に治す細胞のみを凝縮して体内に戻す インプラント治療でもCGFを利用するため、血液を採取して、遠心分離機にかけてフィブリンの塊CGFを制作しました。
骨の中にインプラントを植える 黄色の点線は、骨が不足していた部分でしたが、CGFを盛り入れていますので、1年後にはインプラントの高さにまで骨の回復が期待できます。
元は、3本分の歯が生えていた場所でしたが、最も太い直径のインプラントを2本入れることによって、噛む力を回復出来ると判断して、手術は無事に終わりました。
〈術後の声〉
•寝ている間に終わったという感じ
•麻酔の注射も覚えてない
•家に帰ってからも痛みや腫れは出なかった
•今までしてもらったインプラントの中で一番楽だった
遠いところ、御苦労様でした。本当に良かったですね。