元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2016/5/1 

G.W帰省中に親知らずを抜きたい
カテゴリ:未分類 歯科全般 親知らず 

横向きの親知らず 4月28日。40代の男性、2ヶ月前からの予約再診。「転勤先でも奥の歯茎が度々痛くなる。覚悟して来たので抜歯して下さい」でした。 レントゲン写真の結果、親知らずの歯は、下のアゴ骨に真横に埋まっていました。更に根の先はカーブを描き、骨をホールドしています。難しい抜歯になると予測されたので、CT撮影を行いスムーズな抜歯を目指しました。

根の先はカーブを描き骨をホールド 順調に抜歯を進めていたが、最終段階になって「バッキッ!」と嫌な音。直ぐにレントゲンで確認すると、2本の根の先が、両方とも折れた状態で骨の中に取り残されていました。

何が起こるか分からない親知らずの抜歯 無事に折れた根の先の救出できましたが、たいへん時間をかけてしまい、申し訳ございませんでした。 親知らずの抜歯は、途中どのような事態が発生するか分かりません。
※ただし、CT画像のお陰で、起こり得る事態はある程度、予測できます。

親知らずの根はカーブを描いていました 患者様への説明のため、3つに分離された親知らずの歯を、元通りに再現して治療の経過を詳しく説明しました。
※傷口の早期改善と痛みを抑える目的で、当院ではテルプラグを無料で添入しています。
※2日後、消毒で来院。腫れもほぼなく、痛みは薬でコントロールできているとのこと。連休前の抜歯でしたので、このような結果で本当に良かったです。