奈良からお越しの20代女性。主訴は「奥に物がよく詰まるので親知らずを抜いて欲しい」でした。横向きに生えている親知らずでしたが、それほど深い位置ではなかったので即日抜歯を行いました。
下アゴの骨(写真の黄色部)に取り囲まれていたり、歯の根が曲がり、骨を抱きかかえている(蟹ばさみ様)と、抜歯は難航します。今回、この条件が該当することに…。
当初、歯茎を切らずに抜歯を行う予定でしたが、なかなか抜けない理由を患者様に伝えました。歯茎を少し切らせていただくことで視野が広がり、抜歯がスムーズに行われました。抜歯開始から約25分、無事に完了。抜歯跡には、痛みの軽減と治癒の促進をねらってテルプラグを入れています。
お疲れ様でした。1週間ほど、ややほっぺが腫れて痛みも伴いましたが、その後は順調に回復されました。CT(保険適用)で事前に確認しておけば、もう少し所用時間が短縮されたと思われる症例でした。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2014/2/23
見た目とは異なる親知らずの難抜歯