元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2014/2/11 

奥歯を抜いたまま放っておくと大変
カテゴリ:入れ歯 歯科全般 

下の奥歯 抜歯したまま放置 50代の男性。
「7年前、ここで下の奥歯を抜いてもらった。抜いた後は、今日まで放置していた。最近、抜けた歯の真上の奥歯が冷たい物にしみる。その歯を指で触るとグラついている。歯周病ですか?」でした。
Dr:「はい。難しい言葉で言いますと、それは『歯の挺出』と呼ばれる症状です。つまり、上の奥歯が、歯の無い下の空きスペースに向かって垂れ下がってきたのです」

下の奥歯 抜いたまま放置 噛み合わせ狂う 左は7年前の写真です。
元々、水色の部分に奥歯がありましたが、歯周病のため抜歯させていただきました。

奥歯 歯を抜いたまま放置 歯並び悪くなる 抜歯から7年。
上の奥歯は下の空きスペースまで垂れ下がっていました。「歯が動く」「歯がしみる」これらの原因は、抜いたまま放置していたためです。

入れ歯を入れて噛み合わせを維持させる この患者様には、上の歯の挺出をこれ以上悪化させないために、下の奥に入れ歯(=写真)を入れて頂き、上下噛み合わせが出来るように致しました。