20代の大阪市内の美容クリニック勤務女性。主訴は「4年前に他院で1本インプラントの手術をした。同時に、隣の歯も白いセラミックの被せ物に代えた。被せ物を取り除く時にバキッと嫌な音がした。その後、奥歯で強く噛むと違和感が出るようになり、担当医に相談したが『特に問題はないですよ』と言われた。しかし2年くらい前からニキビ様の膨らみが歯茎から出てくるようになり、メスで吹き出物をつぶす施術を何度か行った。最近また吹き出物が現れたので担当医の元へ行くも既に退職していて新しいDrが担当することになった。とても不安になったので勤務先のマネージャーの紹介で鈴木歯科に来た。」
CT画像でチェックするとニキビの出ていた近くの歯にヒビと骨の大きな消失を確認。状況をきちんと伝えました。
結婚を控えていて、顔の輪郭を変えたくないといった希望がありましたので、当院で抜歯とインプラント施術を行うことになりました。
歯肉を切開するとホッペタ側のアゴ骨が大きく消失していることが確認出来ました。
消失部も大きかったためインプラントの同時施術をためらいましたが、残された骨をうまく利用して抜歯&インプラントを行うことが出来ました。
ただしインプラントの周囲には当然骨の不足している所があったため、人工骨を補充して「骨の再生(コラーゲンCGF入)」を行いました。
術後3ヶ月後の状態。 黄色の点線のNewインプラントはしっかり定着していたので、型取りを行いました。
インプラントはネジモノの為、単体よりも連結にした方がより安定性が増すので、白いセラミックの被せ物を2連結にして装着しました。
術後開始から4ヶ月後の完成状態です。
「4年前にインプラントを入れてからやっと何でも噛めるようになって嬉しい!!」と
喜んでいただける結果となりました。
「結婚式の前撮りまでに完成させたい」とリクエスとがありましたがキレイな写真が撮れましたとの報告がありホッとしています。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2023/2/24
2/23 歯茎のニキビ、3回も切ってるのに再凸 どうして?(インプラント)