神戸市より40代の女性。 主訴は「 骨がだんだん大きくなってきて、口内炎ができたり 滑舌に困るようになってきた。
かかりつけの歯医者では 神戸の大きな病院を紹介された。しかし、入院の必要があったり、寝ながらの静脈麻酔の治療を行っていなかったり、治療後の痛みを抑えれる再生治療的なものが無かったため、阪神電車でここまでやって来ました。
実際の口の中の状態です。
寝ている時の食いしばりや歯ぎしりも相当きつくされているそうです。
患者様には治療後、痛みや腫れが伴うことを前提に治療を引き受けることにしました。
舌の周りには太い神経や血管があるため、慎重に丁寧に骨の切削状況を少しずつ行っていきました。
あともう少しです。事故が起こらないように拡大鏡を使って慎重に進めていきます。
無事にゴツゴツした骨を除去して、きれいに磨き終えることができました。
ここからが自己血液を使った再生医療の出番です。
痛みを抑える、腫れを最小限にとどめることを目的に行っています。
ただし保険ではここまでの最先端の治療は認可されていませんので、当院では治療費をいただかずに無料で行っています。
フィブリンを凝縮したコラーゲンの塊を傷ついた骨の表面にあてがって、切開した歯肉の縫合を行いました。
縫い終わった直後の状態です。静脈麻酔鎮静法を行いながら施術を終了いたしました。
1週間ほどの間は痛みが続いたそうですが。痛み止めや化膿止めを服用していただくと、問題なく過ごせたそうです。
今では傷口もきれいに治り、無症状とのこと。次は反対側もされるとおっしゃっています。
「神戸からやってきた甲斐があった」と非常に喜んでいただけました。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2022/6/8
5/25 凸凹アゴ骨の除去依頼 (骨整形)