開業時から来てくださっている患者様。主訴は「昔先生に歯を二つに割って入れてもらったブリッジが噛むと痛くなってきた。そろそろアカンような気がする。こないだしてもらった上の歯みたいに、またインプラントにしてもらおうかな?」でした。
10年ほど前に『ヘミセクション』という技法を使って3連結のブリッジを入れたところですね。
もって5〜7年とお伝えしたと思いますが、いよいよ半分に割った残りの歯を抜歯する必要が出てきました。
年齢のことを考えるとブリッジで良いのかな?とも思いますが、インプラントが気に入って使ってもらえているのなら抜歯と同時にインプラントの移植を寝ながら(静脈麻酔鎮静法)おこないましょうか。
インプラントもブリッジも傷口が直り、完成するまでの期間ほぼ同じとお考え下さい。
患者様は、寝ながら抜歯と同時にインプラントをおこなう静脈麻酔鎮静法(インプラント時は無料)の施術を選択されました。
抜歯跡の手前に、インプラントの移植部位を作らせていただきました。
静脈麻酔鎮静法下での手術ですので、音も、振動も、痛みや冷や汗も全てブロック出来ています。
インプラント表面に、患者様の血液から作製したコラーゲンをしっかりとなじませた状態で移植を行います。
わずか30分足らずで、上手く移植が行えました。
移植したインプラントの周辺に、コラーゲンを絡ませた人工の骨を埋めて隙間をていねいに補填します。
手術からわずか2ヶ月弱の状態です。 歯茎もきれいに治り、インプラント体と骨ががっちり固定できています。
インプラントが完成するまでの期間、インプラントの前後の歯をセラミックの白い歯に変えられていますので、とても色が映えています。
患者様の声:おかげさまでこの年になって、何でもバリバリ、ボリボリ噛めるのが嬉しいです。
お友達と一緒に食事を行っても、皆さん入れ歯の方が多いので、苦労している話をよく耳にします。とても有難い限りです。
先生ありがとう。100まで生きなアカンね。
Dr: おっしゃる通りです。貴方様を見ていると亡き母の事を思い出します。もっと親孝行しておけばよかったなと後悔します。 母に何もしてあげることが出来ない代わりに、ご高齢の方には出来る限り一生懸命させてもらうように心がけています。
こちらこそ、ご高齢の中、手術を受けて下さってありがとうございました。
何かありましたら直ぐに対応させてもらいますので、なんなりとお申し付けください。
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総額 ¥400,000(税抜き)
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2021/12/28
12/21 八十三歳のおばあちゃん。幾つになっても何でも噛めるっていいね!(インプラント)