20代の女性。主訴は「昨日、親知らずが痛くて市内の総合病院へ行った。予約の都合上、消毒だけで抜歯はしてもらえなかった。すると、今朝起きたら急に口が開かず、腫れもひどくなっていた。怖くなり、今日中になんとか抜いて欲しくてHPで調べてここに来た」でした。
Dr:「お電話を頂いた時は、『実際に見てみないと何とも言えません』と言いましたが、ここまで口が開かない状況=なんとか撮影=で抜歯をするのは初めてです。正直きついですね。先週からの予約患者様の治療が終わり次第、抜歯、トライしてみましょうか?」
抜歯前
親知らずが、完全に横向きになってアゴ骨に埋まっています。
抜歯後
抜歯を開始したものの、アゴに鍵が掛けられている?かのように口が開かず、「さすがに今日こそ中止、断念か…」と頭をよぎりましたが、なんとか無事に抜歯が出来ました(よかった…ホッ)。
次の日、消毒に来られた患者様の口は通常に戻っておられました。
「先生、昨日は無理をきいて頂きまして、ありがとうございました」
Dr:「実は内心『しまった…これは無理やったかな…』と思いながら抜歯をしていたんですよ」と笑顔でお返事させていただきました。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2013/9/17
激痛の親知らず今日何とかして!