元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2013/5/23 

奥歯を半分にして歯を守る⑥症例
カテゴリ:歯科全般 

あきらめない!奥歯を1本まるまる抜かない治療法。
2012年のコラム(① 2/18・② 3/1・③ 3/11・④ 6/21)の続編です。
下記の写真(治療完成)も、右から2番目の奥歯を半分抜いて(水色2)、半分残した(水色1)症例です。
〈3連結の構成説明=下記写真
水色1:右から2番目の奥歯を半分残して左端を支える
水色2:右から2番目の奥歯の半分がない状態
水色3:奥歯は右端の支える
歯を守るブリッジ3連結

奥歯には根が2本ある ①30代の男性。主訴は「他で神経をぬいてもらった奥歯が、噛むと痛い」でした。レントゲンでチェックすると、根の先の周辺に黒い陰があるため、化膿していることが判明。

奥歯を2分割して良い方を残す ②奥歯を1本まるまる抜いていません。状態の良い片方を残し、状態の良くない片方を取り除きました。

3連結のブリッジ完成 ③同じ3連結のブリッジになるにしても、奥歯を半分残したため(水色1)、削らなければならない範囲は最小限で抑えられています。「少しでも自分の歯を守る」ための努力は、必ずこの先に活きてくると確信しています。
※ 今回のケースは全て保険でおこなっています。