1年前から始めたインプラント治療。上下左右の奥にインプラントを完成させた後、最後のインプラント前歯治療(R5.8/5)に取り掛かりました。
あれから5ヶ月後、いよいよ前歯の型取りをする日がやって来ました。
自然な前歯を醸し出すために、当院では前歯に関しては1本1本単独で前歯を作成します。
(通常、技巧的に楽に製作できる3連結の前歯が多いのですが、それでは自然な感じが損なわれやすい欠点があります。当院では手間暇かけて1本ずつ丁寧に製作したものを納めます。)
前歯の長さは、残した2本の長さを基調にしました。
患者さんは「まさか自分が若い頃のように入れ歯無しで何でも噛めるようになるとは夢にも思わなかった。前歯も綺麗になって嬉しくて本当に感謝しています。ちょっと疲れたのでしばらく休んでから右上のブリッジを綺麗にしたいです。」とのこと。
参考までに合計16本のインプラントが移植されています。
『以下は8/7に掲載ブログしたものです』
奈良より60代後半の女性。主訴は「友達の紹介です。半年前に入れ歯を作った。元々入れ歯の金具が掛かっていた前歯はグラグラしていたが、最近ひどくて入れ歯を使っていない。今回はインプラントを考えているが、前歯をきちんと対応してくれそうな先生を探していた」でした。
下の前歯が出っ歯なため、上の前歯にトラブルを生じさせています。
院内のCT画像で歯根の先端に亀裂が判明(側方)
前方からも亀裂線を確認
前歯同士の噛み合わせが強いとこのような事になります。
R5 8/5
抜歯した穴跡に1本、その他の前歯の部分に2本、計3本のインプラントの移植を行いました。
抜歯穴にインプラントを移植した箇所に骨の欠落部が生じますのでそれを補う施術も同時に行います。
3本のインプラントが上手く施術できています。
今回も静脈麻酔鎮静法を用いて手術の記憶がほぼ無い状態で行いました。
看護師さん泣かせの腕(必ず婦長登場)とお聞きしていたとおり、私も留置針の挿入に苦戦いたしましたが(むしろ手術の方がスムーズだったかな!?)なんとかルートを確保して、再生治療も上手く出来ました。どうもお疲れ様でした。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2024/1/13
1/13(土) 完成編:「R5/8月 真夏の熱いハード・インプラント連戦②」その後