元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2017/2/15 

点滴を使って不安を除くインプラント術
カテゴリ:インプラント 歯科全般 

静脈麻酔鎮静法 IVS  点滴今から3ヶ月前。60代の女性、主訴は「右下のブリッジが痛む。『根が割れているので抜歯になる。その後は、入れ歯になる。インプラントをするには骨が少ない。』と言われた。以前、インプラント手術をしたが、とても恐かった。でも、入れ歯には抵抗がある。何か良い方法はありませんかね?」で来院されました。

CGF 特定細胞加工物 血液由来当院では、痛むブリッジを抜歯した日に、インプラント治療に備えて、骨のボリュームを増やす治療を行いました。その際、採血した御自身の血液を使って、左図のCGFとβ-TCP(人工骨)を混ぜ合わせ、抜歯した痕の空洞に添加して、アゴ骨の厚みを増やしておきました。
骨の増成後のインンプラント先日2/7(抜歯&骨の増設治療を済ませてから3ヶ月後)、点滴を使ってインプラントの手術を行いました。骨質は柔らかかったものの、骨の再生は無事に行われていました。
緊密に縫合点滴および治療開始から2時間後、無事に手術は終わりました。
〈患者様の感想〉
・手術の日はかなり緊張したけど、点滴が始まってからはリラックス出来た。
・麻酔をした辺りから全く覚えていない。
・アゴが痛かった。
・最後の糸を縫っている辺りは覚えている。
・手術した日の夜は、ほとんど痛まなかったし、腫れもしなかった。
とても楽にインプラントの治療が受けれて本当によかったですね。3ヶ月後、セラミックの被せが入る完成の日まで頑張って下さいね。