元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2013/11/27 

CTで奥歯の神経を確実にとる(1)
カテゴリ:歯科全般 

歯の神経を抜く治療が難しい理由 キリンの足、横から見ると(写真左)1本足ですが、前から見ると2本足(写真右)です。同じ事が、口の中の奥歯にも当てはまります。レントゲンで奥歯の根を写すと、横方向からしか映せないため(前歯側からの撮影は無理)、奥歯の2本足は→重なって1本足に見えます (=上左のキリン)

2本が1本に見える一般的なレントゲン画像
上のレントゲン点線枠のように、1本にしか見えない根(実際は2本ある)に対して、私達は2本の神経を発見して、確実に抜かなければなりません。
補足:歯の神経は、1足に1本ずつ走行しているため。
そんな難しい治療に対し、CTが有り難い情報を教えてくれるようになりました。(本当に助かる!)
下記は、CT撮影した画像。から、前歯側からの断層像です。

最新CTで歯を上からと前歯から輪切り診断
今までのレントゲンは、横方向からの1画像だけでした。しかし、CTは違います。あらゆる方向から立体的な歯をそのまま3Dで解析してくれます。

CTのお陰で神経の取り残しが回避
CT撮影での Before & After

CTのお陰で神経の取り残しを回避
通常のレントゲン撮影での Before & After

詳しい内容に尽きましては、近日中にHPのトップ画面に表示します。