市外より40代の男性。主訴は「横に生えている親知らずの手前に物がよく詰まる。たまに歯茎も痛む時があるので、抜歯してもらえますか?」でした。
Dr:「横向きに生えている親知らずの歯は、周りの歯と骨に囲まれているため、出口(⇔)が狭く身動きが出来ません。抜歯と同時に歯茎や骨を切る必要があるため、腫れや痛みが生じやすくなりますが大丈夫ですか?」
⇔の長さが上の画像に比べて長くなったことからも分かるように、抜歯のために「歯茎」と「骨」を触って出口を広げる必要があります。患者様によって異なりますが、平均1週間〜10日で痛みは軽減します。
根が二股に湾曲して引っ掛っていたため、更に歯を2分割(AとB)することで無事に抜歯が完了しました。
抜歯時間、約40分。患者さんは「アゴがしんどかった〜それにしても蟹ばさみの根、抜けてよかった〜」と安堵の感想をいただきました。
2013・3・28のコラムでも紹介しましたが、今回のケースも
骨の中に埋もれている割合+横向き度合い+根の曲がり具合(左下の写真)→抜歯の難レベル(A→B→C→ウルトラC)から考えると正に“ウルトラC”でした。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
2013/10/3
親知らずを抜くのに良い季節