元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2013/7/15 

抜歯を宣告 セカンドオピニオン
カテゴリ:歯科全般 

抜歯前日の状態 40代の女性。主訴は「明日、左上の抜歯の予約(鈴木歯科医院ではない)を入れてます。しかし、痛くもないし本当に抜歯の必要があるのか診てもらえますか?」でした。
Dr:「虫歯は深くまで進行(C4)しています。歯肉も腫れて、歯を覆っています。それに、根の中の神経もきちんと取れていません。状態は、決して良くはありませんが、私なら歯を抜かずに、歯を残すための努力をします。まず、残された根の中の神経をキレイに取り除きます。次に、歯茎を整えるための手術を受けていただき(保険適用)ブヨブヨの歯茎を引き締めます(=下の写真左)。最後に、精密な型取りをきちんと行い、完璧に仕上がった被せの銀歯を装着します。やれるだけの事を全て行ったうえで、「抜歯の有無」をご自身が判断されたら如何ですか?」

歯を出来るだけ残すための努力をする 他院で抜歯を宣告された歯 上の奥歯は、
①口が開けにくい
②術者が見えにくい
③歯の構造が複雑
といった理由から、術者の技量経験情熱が問われます。何か一つでも欠けていると、患者様の意志とは関係なく、「抜歯」と安易に宣告されがちな場所の歯です。
この患者様は、昨年の夏に治療が完了していますが、現在、何の問題もなく食生活をされています。
「抜歯を宣告された歯」が、今では「何でも噛める歯」として活躍している。 このように治療で何かお困りでしたら、ご相談の電話お待ちしています。