元気・やる気・Dr.鈴木のコラム

 2012/3/1 

奥歯を半分にして歯を守る②
カテゴリ:歯科全般 

なんとかして奥歯を残す 奈良の生駒市から来院、40代の男性。主訴は「痛くて奥歯で噛めない。抜くように言われたので、友達の紹介でここに来た」でした。レントゲン撮影の結果、歯を支えている骨が大きく損なわれている(歯周病)ことが判明しました。

最善を尽くして奥歯を残す お口の中を拝見すると、歯茎は腫れあがり、歯はグラグラ動いてました。通常「奥歯1本マルマルの抜歯」と診断されるのが一般的かもしれませんが、私は諦めません。お口の中で歯を丁寧に2分割して、まだ使えそうな片方は残しました。そして残りの片方は、再生の見込みがありませんでしたので申し訳ございませんが抜歯となりました。

最善を尽くして奥歯を残した 治療を始めてから7ヶ月が経過しました。最善を尽くして残した1/2の奥歯は、何でも噛めるまでに回復しました。当院の理念「あきらめない!歯を残す」が実った結果とも言えます。