60代、奈良市在住 弁護士の奥様。主訴は「腫れがあったので2年前に自費メインの歯医者で治してもらった前歯が抜けた。根が割れ、骨も溶けているので、抜歯をする必要がある。インプラントは骨が弱いので難しいと言われた。入れ歯も健康な歯を削るブリッジも避けたい」でした。
CT画像で診査の結果、インプラント可能と判断。抜歯とインプラント移植と骨の造成を1日で同時に行う事で承諾。静脈麻酔鎮静(無料)で寝ながら手術に取り掛かりました。
歯根の先には大きな膿の袋を確認出来ました。
インプラント体にコラーゲンを絡ませ、表面処理を行って骨との結合を高めさせてから移植をさせます。
ベストポジションにインプラントを移植出来ました。
サラサラの人工骨をコラーゲンゲルと絡ませて、一塊にして操作性を良くしてから骨の不足部に補充して行きます。
インプラントの上にも骨の再生を試みます。
インプラントが骨と定着するまで5ヶ月間様子をみます。
文句なしのベストポジションです。
前回の手術から6ヶ月が経ちました。骨がインプラントの上にまで覆いかぶさっています。完璧な出来栄えです。
覆い被さった骨を剥がし取ります。とても贅沢な作業です。
型取りの状態。綺麗に仕上がっています。
無事に前歯のインプラントが完成致しました。
弁護士の先生の奥様であったので、いろんな意味で緊張しましたがとても素晴らしい結果となって良かったです。
入れ歯の人生、ブリッジの人生、様々ではありますが、歯が折れたり膿んだりするには理由(原因)が必ずあります。それを見つけ出さずに治療に取り掛かると必ず再発する可能性があります。診査と診断さえ間違わなければ、必ず良い結果に導けます。
元気・やる気・Dr.鈴木のコラム
8/8(金) 2年前に治した15万前歯がトラブルに(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント ブルーラジカル 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
6/6(金) 入れ歯に不満.父81歳に息子さんからのプレゼント(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント ブルーラジカル 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
東大阪在住の初診の患者様。電話にて「海外勤務の息子が以前お世話になっていた、〇〇の父です。5年程前に抜歯をして、入れ歯を入れたが合わない。2件行ってみたが合わないのでインプラントを希望している。息子の勧めで寄せてもらった。」
診査診断の為に来院して、CT画像で残された骨幅の確認と歯周病状態に清掃スコアをチェックさせて頂きました。
ご高齢であることと、骨幅が薄すぎるとの理由でインプラントは「無理」と他院で診断されたそうですが、当院では再生医療を併用した手術を行いますので
骨の不足分は新たに作ってフォロー出来ます。安心して下さい。早速、初診時から3週間後にインプラントの移植手術を行いました。(念のための奥様にも直接電話をかけて御主人の意向を確認済み)
予測通り、骨幅は薄い状態でしたので、インプラント本体も直径3.5㎜(オステム社 ETⅣ 深11.5㎜)を使用致しました。
インプラント手術を受ける方全員には、無料で静脈麻酔鎮静法を使用させていただいています。この方も点滴のお陰で僅か30分程の手術時間でしたが、最初から最後まで全く何も覚えてない状態で、「ほんまに楽に出来たわ」と仰られていました。
2ヶ月後の7月末には仮歯が入る予定です。元気な方は幾つになっても前向きで、決断が早いです。残された人生に少しでもお役に立てればという思いから、通常以上にギアを上げて一生懸命全力で頑張りました。心地良い緊張感を分けていただき、こちらこそ感謝です。お疲れ様でした。
1/15(水)くる年(良心価格インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
年が明けて早くも2週間が経ちました。本年も宜しくお願いします。
今年、最初のインプラント手術に指名させて頂いたのは80歳の元気ハツラツ女性患者様です。かれこれ20年以上のお付き合いになります。
お口が小さく、アゴも開けづらいため、奥歯の治療はお互い四苦八苦してきましたが、静脈麻酔鎮静を手術に導入してからは「また寝ながら楽にお願いするね!だって怖いんだもん!」とっても可愛い方です。
年齢からも絶対に失敗は許されません。気合十分での新年スタートでした。
昨年(R6年)の4月
「歯茎が腫れてきた。歯がグラグラして抜けそう」で来院。CT撮影の結果、歯根ハセツ及び骨に腫瘍の塊が発症。残念ですが抜歯の選択となりました。
昨年(R6年)の4月
定期的に来ていただいていたのも関わらず、気づくのが遅れて申し訳ないほど骨が大きく侵されていました。
膿の袋を骨から徹底的に剥がし取ります。
昨年(R6年)の4月
事前に患者様には伝えていたので、予定通り骨作りの開始です。
昨年(R6年)の4月
テルプラグを使用して添加した骨を不動にします。
昨年(R6年)の4月
欲しい場所に欲しい分だけの骨を製作します。経験数がものを言います。
昨年(R6年)の4月
添加した人工の骨が崩れないように、血液から13分で製作したコラーゲン皮シートを用いて骨詰め後を異物を使わずに封鎖します。
これが当院の成せる技です。自信を持って完璧な骨の製作が出来ます。
新年スタート 1/6
8ヶ月で骨の造成を確認しました。
血液コラーゲンの中に移植予定のインプラント本体を15分ほど浸けておきます。
インプラントと骨を親和させるのが狙いです。
想像以上に骨質も硬く、15分ほどで手術終了。手応え十分でした。
術後1週間の本日、消毒で来院。「点滴(追加料金なし)でぐっすり眠れたので、全く怖くなかったわ。痛みも腫れもなく、薬も一度も飲まなかったわよ」とのこと。
3月には型取りをして、仮歯を装着する予定にしています。
12/31(火)ゆく年(良心価格インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
R6年最後のインプラント手術。奈良市内の幼稚園の先生。主訴は「 早くインプラントをしたいのですが、お金の事もありますので12月にお願いします」との事でした。
抜歯から1年以上も経っているので、歯と歯の間隔がだんだん狭くなりつつあり心配はしていましたが、20分ほどの手術で無事に移植が完了しました。
当院のインプラント手術では、2回に分ける事なく、余程のことがない限り基本1回です。 2ヶ月後にはインプラントの型取りをスムーズに進めるために、手術日にインプラント本体の上にキャップをつけて終了させます。
切開した歯肉とキャップとの間に隙間が生じないように、血液からコラーゲンをまず作る。そのコラーゲンを圧縮して歯肉のシートを15分で製作します。これを用いて傷口を縫い合せる技が、インプラント成功の秘訣となっています。
これが15分前まで患者様の真っ赤な血液であった事が信じれますか?
これを飛び出たキャップの周囲に敷き詰めます。
骨の柔らかい患者様でしたので、細めのドリル切削に対して、太めのインプラントボディーを移植して強度を高めました。
2ヶ月後、型取りの予定にしています。
本年度、移植したインプラントが誰一人弛むことなく全て成功しました。
数ある歯科医院の中から当院をインプラント施術に選んで頂き、ありがとうございました。
私の作ったインプラント歯が皆様方の日々の食事と大切な健康維持の一助になっていることを信じてしばらく休暇にさせて頂きます。一日一生 院長 鈴木
12/24(火)R6年も三方よしっ!抜歯と同日にインプラント埋め込み成功(インプラント)
カテゴリ:インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
40代男性、高校野球で有名校の教師。主訴は「ある歯医者で歯周病なので定期的に掃除をして様子を見ましょう!と言われているがスッキリしない。ブルーラジカルをTVで知ったので使ってみたい。」でした。CTで確認すると歯の根が割れている事が判明。歯の掃除やブルーラジカルを使用しても改善は見込めない。つまり抜歯の必要性を伝えた結果、インプラント治療を選択されました。
抜歯と同時に大きな腫瘍の塊を歯槽骨からキレイに剥がし取りました。
残された僅かな骨のエリアを使ってインプラントを移植していきます。
まず、人工骨を崩れないようにコラーゲンに絡めて一塊にして、準備します。
次に御本人のアゴ骨から一部骨を採取して、固形の骨も同時に準備します。
インプラント移植が完了した後、CGFコラーゲンを手術跡にたっぷりカバーしていきます。
キャップをして、縫合して手術は完了しました。
直径7㎜の極太インプラントを移植しました。ノーベル社は直径5.5㎜止まりなのでオステム社のETⅢ-NHに切り替えてインテグレーション(耐震強度)を確保します。
手術から4ヶ月弱の状態です。型取りの準備が整いました。
患者さんに大満足のインプラントが完成しました。噛んでよし!見た目よし!良心価格よし!の「三方よし」 と受付で褒めて下さっていたそうです。
今年もインプラントを100ケースほど施術しましたが、無事に脱落することなく良好な結果になって安心しています。
仮にインプラントがダメになったとしても当院では骨の造成のリカバリーには自信を持っていますので慌てることはまずありません。
2025年も多くの皆様の期待に応えるように努力します。
12/07 (土) 歯根ヒビ割れ、アゴ骨の半分ごっそり消失(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント ブルーラジカル 歯科全般 親知らずを静脈麻酔鎮静法で 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
50代の生駒市在住、女性。数年前から痛みがあったので梅田の有名歯医者で「根の中の掃除をすればまだ抜かなくても残せる!』と説明され自費治療をしたが、さほど改善せず。最近になって噛めないほどの痛みが発症したため来院されました。グラつきがあり、誰が見ても根が割れていることが分かる状況。「2年前からの痛みは根が割れていたことが原因と思われます。『歯を残せる!』と言われれば誰しもお願いしますよね。抜歯が2年遅れたため、歯根の周囲骨がかなり蝕まれていると思われます。ご希望のインプラント手術に直ぐに取り掛かるのは難しいと思われます。」
抜歯と歯肉の切開をしましたが、予測以上に骨が欠落していました。この時点で、骨作りから始まって、インプラントが完成するまで当院では10ヶ月を要します。
人工骨と本人の骨を移植して欠落した骨の復活を試みました。
自己血液からコラーゲン粘膜を製作して移植した骨の上に密接させて固定します。これがかなり威力を発揮してくれます。当院では骨材料代¥35000円のみの良心価格です。
骨の移植と縫合が完了しました。7ヶ月後にインプラント手術の本番予定にしています。
半年後の状態です。しっかりとした骨が出来上がり、インプラント移植も無事に終わりました。黄色点線の下ふたつのインプラントは10年以上前にされたものでした。
型取り時の状態です。良好です。
上手くインプラントが完成致しました。インプラントを成功させるには強固な骨が支えとなります。「また昔の様に何でもしっかり強く噛めるようになった」と言っていただけてこれ以上の喜びはありません。セカンドオピニオンに指名していただき、当院に転医され、結果も伴って本当に良かったです。
3/15 (金) 前歯の根が割れても抜歯3ヶ月後に復活!(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
50代男性。奈良高校時代の同級生。主訴は「前歯が定期的にとれる。今回は噛むと多少痛かった。あと隣の犬歯もたまに腫れる時がある。」でした。
とれた歯の残された根を見ると、割れているのが確認出来ました。
レントゲンでチェックすると、よく腫れる犬歯の根の先には膿の袋が認められました。
犬歯の根の先:骨が腫瘍に侵され大きく欠損していました。
ヒビ割れの歯:ヒビ割れに沿って骨も溶けて無くなっていました。
話し合いの結果、割れた歯はインプラントを移植することに。腫れる犬歯は、根の先から膿だけを取り出す手術を2つ同時に行うことになりました。
抜歯を終え、続けてインプラントを移植しました。
左の犬歯:膿を徹底的に取り出す治療
抜歯あと: インプラント移植
骨の不足している所に人工の骨で埋め合わせをして行きます。
人工の骨を骨不足のインプラント周囲に添加しました。
続けて人工の骨を犬歯の根の先の大きな穴に詰めました。
CGFを圧縮して作ったコラーゲン(メンブレン膜)を院内で製造して、人工の骨の上に何層もカバーして行きます。
手術から2週間後状態。
無事にインプラントの歯が完成しました。
また隣の犬歯も経過良好です。
友達からのコメント:「いやいやインプラントをお前にしてもらって良かったよ。こんなに綺麗に治るとは思ってもいなかったし、最初は怖かったけど今は何でも違和感なく噛める。手術の寝ながらも楽やったし、値段も楽チンにしてもらってありがとうな。」
3/1(金) ずっと噛むと痛かった悩みの奥歯がスッキリ!(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
東大阪市の40代男性、自営業。主訴は「1年前から噛むと違和感があり、時々歯茎が腫れて、自分でも膿を潰す事も度々あった。セラミックの歯を入れてもらった通っている歯医者に診てもらうと、〈歯の掃除をして、消毒をして、薬を出しますのでこれで様子を見ましょう〉とのこと。本当に大丈夫?と思って青年団の友達の紹介でここに来た。」
早速、高画質の最新CT(側方断面)で画像をチェック。神経は綺麗にとってもらっている様ですので根の中の掃除は大丈夫です。腫れたのは睡眠時の食いしばりや歯ぎしりが原因かもしれません。膿が原因で根の先のレントゲン画像が黒く写る事はよくあります。しかし、膿が骨と歯茎を突き破って、表面に突出してくるのは症状は状態がひどい時ですので放置は良くないと思います。
高画質の最新CT(前方断面)より根を支える舌側の骨が全くないことが解ります。
出来るだけ歯を残したいところですが奥歯の場合、手術で膿の袋のみを完全に摘出するのは難しいです。再発や膿の拡大のリスクを考えると私なら抜歯が第一選択ではないか と思います。
「しっかり噛めなくて随分ストレスを抱えている。この際スッキリさせたい。」との希望で抜歯&インプラントの選択をされました。
静脈麻酔鎮静法(インプラント患者様は追加料金なし)で寝てもらった状態で抜歯を行いました。さらに膿の袋を時間をかけて徹底的に摘出するとCT画像通りの大きな穴になりました。この場所にいよいよインプラントを移植していきます。1日で全てを終わらせることにより治療期間が半年縮まり、嫌な手術も1回で済み、治療費(余分な追加料金)も抑えることが出来ます。
失った歯が早期に回復できるため、患者様には好評です。
インプラントの直径にも限界(メガジェン社の直径8㎜)があります。今回は手前の小さな抜歯跡を使ってインプラントを移植しました。
レントゲンで確認。理想的な位置に完璧なインプラント移植が完了。良好な結果が期待出来ます。
ここから採血の開始です。ロストした骨の部分に自己血液を使ってPRP再生療法(インプラント患者様は追加料金なし)を行います。骨の早期復元、歯肉の早期回復が狙いです。また術後の腫れや痛みをCGFが無しの時と比べて半減にしてくれます。
CGF(無添加フィブリン コラーゲン)を欠損した骨の穴に詰めていきます。これはドライソケットの予防にも役立ちます。
手術から3ヶ月後の状態です。型取りをこれから行なっていきます。
インプラント無事に完成しました。
【コメント】「最初、違和感はあったが直ぐに慣れた。前まで当たり前のように噛めていた奥歯の調子が悪くなり、食事のたびに
気になり悩んでいたけどやっと元の生活に戻れて嬉しい。歯で困っている人の気持ちが初めて分かった。手術もほとんど寝てて何も覚えていない。思っていたほど大変ではなかった。」
総額:約420,000円
※静脈麻酔点滴代、CGF(PRPコラーゲン)製作代は特に別途頂いておりません。
※当院のインプラントは全て10年保証です。
1/5(金) 完成編:「R5:8月 真夏の熱いハード・インプラント連戦①」その後
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
手術から3ヶ月が経ちました。いよいよ型取りです。患者様も楽しみです。
綺麗なセラミックの被せが入りました。
想像以上の完成にとても喜んで下さいました。
『以下は8/8に掲載ブログしたものです』
50代の京都市内男性。主訴は「 昔、石切に住んでいて治療をしてもらったことがある。 前歯の1本入れ歯(事故)を、京都の歯医者でインプラントにしようと思っている。
レントゲンを撮ったところ、隣の歯根の先に黒い影が見られたので、先に膿をとる手術を約1年前にした。
その手術をしてから、歯肉が凸凹になり、指で抑えると石が埋まっている様なゴロゴロ感がするようになった。院長は『問題ない』というが、いっこうに治らない。先生の連載ブログをかなり見て、覚悟して来た。」
当院のCT画像の結果、本来の歯根端切除術(歯科の専門用語)からかけ離れた①歯牙の取り残しと②人工的な大きな異物が詰められている事が判明しました。
歯肉の凸凹と石が埋まっている感はこれでは?と考えられました。
せっかく手術をしたのに治るどころか、膿の範囲の拡大が疑われます。
最悪の場合、抜歯を宣告されてもおかしくはありません。
CT画像を側面から見たところ。
患者様より、「京都でインプラントの契約や前払いをしていない。また当院で寝ながら静脈麻酔鎮静法をしながら、インプラントの手術と違和感の残る前歯の治療を同時にして頂きたい」等の要望がありましたので、お盆前に両処置を行いました。
R5 8/7 手術開始。
切開すると即、違和感の原因が判明しました。
歯肉の内側にはアマルガム金属(歯科用水銀)が豊満に充填されていました(石ではなかった)。
また根の先端の後背部(前面部だけが切削)から膿の塊も見つかりました。
時間をかけて違和感の原因と思われる全てのモノを取り除きました。
インプラントの手術は、ごく短時間で完了しました。
凸凹していた歯肉直下の骨の空洞部に、人工の骨(β-tcp)とコラーゲン(CGF)をMIXしたものを充填して、骨の再生を促しました(無料)。
人工の骨(β-tcp)とコラーゲン(CGF)。これらを使って骨の空洞の再生治療を行います。
コラーゲン(インプラント部の歯肉の増厚)と骨のMIXを充填して手術の終了です。

次の日の術後の電話では、「痛みも腫れも全くなく、痛み止め薬は全く飲んでいない。こんなに痛みがないとは思いもしなかった。嬉しすぎる」とのこと。
10月にはインプラント根にセラミックの白い歯が、早々に入る予定です。
※ 痛みは腫れは本当に個人差があります。痛みや腫れを抑える努力は誰にも負けないくらい実行しているつもりですが、それらを上回る体質の方が実在するのも現状です。早期回復を目指して常にがんばっています。
※ 他院の行った仕事に手を出すようなことは基本は致しません。後になって「どっちが悪い!誰の責任?」等のつまらないトラブルを避けるためです。
医療は患者と医者の信頼関係があってはじめて上手くいくものと考えています。その信頼関係が崩れていると感じた場合、私は手を引きますし、逆に私を信じてついて来て下さっている方には損得度返しでこちらが納得するまでトコトン時間をかけて寄り添います。
11/18(土) 結婚式が近いのにA R Eが苦手で(インプラント)
カテゴリ:Dr.鈴木日記 インプラント 歯科全般 静脈麻酔鎮静法 骨の最新再生医療
40代の男性。大手ゼネコン現場監督。主訴は「3ヶ月後に結婚式を控えている。とにかく歯医者の音と注射が大の苦手なので、ここまで放置していた。最近、歯茎に出来る白いニキビ(膿)を爪で潰す回数が増えてきた。俺の歯医者嫌いなどお構いなしに、嫁は「早く前歯、治して!」と責めるので辛い。うとうと寝ながらインプラントを常時している医院を本気で探しまくった。予算(自費負担なしの静脈麻酔)と経験豊富(HPの症例写真)を考慮して鈴木歯科医院に来た。」でした。
院内CTで診査診断。長年放置して割れた前歯の根の先に、大きな膿の袋(骨の欠落)を確認しました。
治療期間があまりありませんので、
①抜歯した日に、
②インプラントを移植して、
③骨を再生医療で作り上げる、
完成までの期間を短縮する手術の計画を立てました。
手術スタート。いきなり膿の袋のせいで大きく蝕んだ骨に遭遇。ただし事前にCT画像で骨の状態をしっかり把握していましたので、焦ることなく手術はスムーズに進行しました。
患者様の血液を使って、院内でCGFコラーゲンや歯肉の上皮を製作します。また、骨の補強で使う人工骨(粉々で扱いにくい)をCGF(コラーゲンのグミ状の塊)
と混ぜて一塊に、操作性を良くした物も用意しました。
骨に癒着した腫瘍の塊を徹底的に排除した後、インプラントを最適な角度&位置に移植出来ました。
最後に人工骨を骨の欠損部に充填し、それをコラーゲン膜(CGFを圧縮)で患部に覆い被せて、切った歯肉を元通りに縫い合わせたところで終了です。
手術から3ヶ月後。型取り直前の状態です。
前歯2本をインプラントとオールセラミック(Drの手作り)をセットした状態です。
患者さんも大満足。奥様もわざわざお礼に来て下さいました。
費用はインプラントの1本分のみ(約¥410,000)です。インプラントの隣のオールセラミックは、結婚祝いということで、¥マル円(気持ち)です。
歯医者嫌いの患者さんでしたが、寝ながらの治療(静脈麻酔鎮静)のお陰で大手術も乗り越え、今では毎月メンテナンス掃除まで来て下さるようになりました。
このような方が、1人でも増えることが私のやり甲斐です。











